中郷区の中郷小(饒村泰世校長、児童129人)で25日、オペレッタ「トラの恩がえし」の公演が行われた。オープニングに6年生が出演し、元気な声を響かせた。
文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業」の一環で、オペレッタ劇団ともしび(東京都豊島区)が公演。鑑賞だけでなく、児童が舞台に参加することが大きな特長となっている。
6年生はオープニングの歌を劇団員と一緒に歌い、他の児童もリズムに合わせて手や太ももを打ち鳴らした。17日に行われたワークショップよりも元気で大きな歌声を披露し、物語の始まりを盛り上げた。
演目は韓国、朝鮮の民話を原作とし、木こりの青年とトラの友情を描く物語。韓国伝統の楽器がリズムを刻み、音楽と登場人物のしぐさ、せりふが一体となった演出に児童は見入っていた。
宮嶋三葉さん(6年)は「大きな声で歌うことを頑張れた。(オペレッタは)太鼓や楽器の音と、人の動きが息ぴったりですごく面白かった」と話した。同劇団の中西明さんは「練習をしっかりして、自信を持ってできたようで、とても良かった」と児童をたたえた。