杉野遥亮×戸塚純貴×堀夏喜の「恋です!」仲良し3人組がほのぼのトーク

日本テレビ系で放送中の連続ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖(はくじょう)ガール~」(水曜午後10:00)。12月1日放送・第8話を前に、黒川森生役・杉野遥亮とそのヤンキー仲間、緑川花男役・戸塚純貴と桃井草介役・堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)のインタビューが実現。撮影の裏話や、第8話の見どころなどが語られた。

杉咲花が主演を務める同作は、WEB連載(KADOKAWA)での閲覧数累計2000万PVを突破した、うおやま氏による話題作が原作。光と色がぼんやり分かる程度の弱視の盲学校生・赤座ユキコ(杉咲)が、誰からも恐れられている不良少年・森生に出会い、不器用ながら少しずつ互いを理解しひかれ合っていく新世代ラブコメディー。

3人での撮影初日となった「ユキコと森生の出会いのシーン」が一番印象に残っているという戸塚は、「初日の堀夏喜が、初ドラマで緊張しすぎてて。何していいか分からなくて、固まってミイラみたいになってたよね(笑)。めちゃくちゃかわいかった」と明かすと、堀は「その日、初めて森生の顔の傷の特殊メークを見て、杉野さんに『傷すごいですね』って頑張って話しかけたんですよ。で、(杉野さんが)『そう、これ取れるんだよ~』って返してくれて、僕も話を続けたいんですけど、全然続けられなくて。自分から吹っ掛けたくせに、無視するヤツみたいになってました(笑)」と応じ、杉野は「今だったら『大丈夫か~?』とか言えるんだけど、その時は俺も自分の役で精いっぱいで余裕がなかったから、申し訳なかったなって思うよ」と振り返る。

共演して知った互いの意外な一面について、戸塚が「杉野くんは意外とスキンシップが激しいんです。『おんぶして~』とか、寄りかかってきたり(笑)。『いや、俺の方が確実に身長が小さいのに』って思うんですけど。俺のこと、モノだと思ってるの?(笑)」と暴露すると、杉野は「いや、この2人と(鈴木伸之が演じる金沢)獅子王には、すごく支えてもらっているので、それが結果としてスキンシップに変わっていくんです(笑)。特に戸塚くんとは4回目くらいの共演で、いつも友達みたいな役なので、頼ってしまいますね。マスコット的な存在ですし」と信頼している様子。

これまでの印象的なシーンに、堀は「乱闘シーン(第1話・過去の回想シーン)」を挙げ、「すごい人数を3人で相手しましたよね」と話すと、戸塚は「唯一のヤンキーっぽいシーンだったかもしれないね」と笑い、杉野も「確かに! あの世界線も、もう少しやりたかったかも。楽しかったね」と同意。さらに、戸塚は「僕は、(第3話の)喫茶店で森生と獅子王が『就職する』って話しながら、ナポリタンを食べるシーン。それを後ろから見ている4人(花男、草介、橙野茜(ファーストサマーウイカ)、橙野ハチ子(生見愛瑠))で話し合って、すごくリアクションのタイミングを考えて、息をそろえてやったんです。“劇団アプリコット”っていうのを結成して(笑)。あれは結構、気合が入りました」と裏話を明かした。

そして、ドラマは第7話から第2章に突入。第8話に関して、杉野が「7話から、ユキコと森生のほかに、そこから派生した人たちの関係にもフォーカスされて、みんなが魅力的に見えていきますよね」とその印象を語ると、戸塚も「ヤンキーチームと白杖チームが力を合わせて、目標を目指すみたいな場面も多くなりましたね。(8話のクリスマスマーケットのシーンでは)青野陽太くん(細田佳央太)とわれわれ(花男&草介)で“ナポリタンドックス”を結成しました」とコメント。すると、杉野が「また何か結成したの?」とツッコみつつも、「青野くんとの3人のシーン、いいよね! ほっこりする」と称賛し、戸塚は「マブダチだからね!」と笑顔を見せた。

また、公式YouTube動画「森生がやってみた!」(https://www.youtube.com/channel/UCCJge2nWVQwnJj9BxQMecWg)にも、3人で登場。本日公開の動画では「ダンス編」として堀が2人にダンスを指導している。動画公開に、堀は「楽しみなんです! 僕は前で踊っていたから、後ろのお二人のダンスを見られていないので」と期待すると、戸塚は「堀くんは先生だったからね。いや、見たら驚くと思うけど、びっくりするくらいなんにもしてないよ(笑)。2人とも棒立ちだから」、杉野も「雰囲気でごまかしているから(笑)」と自身なさげ。続けて戸塚が「あの動画撮影の後、僕、FANTASTICSさんのライブに行ったんですよ。そこでダンスを教えてもらった曲を歌ってくれたんだけど、全く踊れなかった(笑)。意気込んでたんだけど、早さが違った」と告白すると、堀は「僕もステージから戸塚さんが見えるので、その曲が来た時、『絶対、戸塚さんも踊っているはず!』と思って見たら、ただ、旗を振ってました」と笑っていた。

第8話では、ユキコの初恋の相手・緋山翔太(小関裕太)が就職支援の講師として盲学校に現れる。やたら親しげにユキコに接する緋山に、森生は嫉妬。障害者の就職支援に情熱を燃やす爽やかイケメンの緋山は、次々と女性たちのハートを鷲づかみにする。一方、「付き合ってたわけでもないから全然気にしないで」というユキコのフォローを受け、緋山の存在を気にしまいとする森生だが、「実らない恋ほど、強く残る」という獅子王の言葉に、焦りを感じる。さらに、まだ卒業後の進路が見えないユキコと紫村空(田辺桃子)は、もっと緋山に話を聞こうと一緒に茜の喫茶店へ。そこで森生は、再び緋山と顔を合わせる。

そんな中、ユキコと空は、地域イベントのクリスマスマーケットに出店したいという茜から手伝いを頼まれる。自分たちでは迷惑をかけるのではと、二の足を踏むユキコたちだが、自分も手伝うという緋山に背中を押され、参加することに。その姿に火をつけられた森生は、花男たちを巻き込んで手伝いを名乗り出る。

マーケットの準備のため、茜の喫茶店に通うユキコたち。森生は緋山に張り合おうとするも、リーダーシップを発揮するハイスペックな緋山に完敗。障害者支援に通じる緋山の人間としてのすごさにも圧倒される。そんな森生の前で、緋山はユキコへの好意をちらつかせて…!? 何から何まで自分より完璧な最強ライバル・緋山の出現に、森生は大ピンチ。そして、クリスマスマーケット当日。ユキコを巡って緋山からの宣戦布告が森生を待っていた――。

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