通学路の危険箇所、神奈川1500カ所 八街事故受け調査

 神奈川県警の山本仁本部長は30日の県議会本会議で、県内の通学路で安全対策が必要なカ所が約1500カ所に上ると明らかにした。必要な対策の大半は横断歩道や一時停止をはじめとする道路表示の補修などが占めており、2022年度中に対策を完了させるようにする。

 6月に下校中の小学生が大型トラックにはねられ死傷した千葉県八街市の事故を受けた県や教育委員会などとの合同点検で把握した。このうち約280カ所では、交通指導や見守り活動などの対策を講じたという。

 山本本部長は「教育委員会や学校との連携を強化し、通学中の児童の安全確保に向けた各種対策を推進していく」と述べた。

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