京急油壺マリンパーク跡地「暫定利用を」 三浦市長が必要性強調

9月末に閉館した京急油壺マリンパーク=三浦市三崎町小網代

 9月末に閉館した京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町小網代)の跡地利用を巡り、同市の吉田英男市長は2日の市議会本会議で「何も使われないままでいるのは良くない」と述べ、暫定利用の必要性を強調した。神田眞弓氏(自民)の一般質問に答えた。

 京浜急行電鉄はマリンパーク跡地のある油壺エリアについて、2025年度を目標に大手デベロッパーと共同で滞在拠点を一体開発する方向で検討している。

 三崎地区の新たな遊び場の必要性を説く神田氏は「開発の具体化には時間がかかる」として、暫定利用に関する市長の見解をただした。吉田市長も跡地の整備にはかなりの時間を要するとした上で、「京急からは暫定利用の検討をしていることは聞いているが、具体的な話はこれから」と今後の推移を注視していることを明かした。

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