子育て世帯等臨時特別支援事業 1人当たり5万円給付、0~18歳 追加補正予算案を可決 糸魚川市

 糸魚川市は3日、子どもの養育者の所得が一定の基準以下の世帯に対し、0歳から18歳までの子ども1人に付き5万円の給付を行う「子育て世帯等臨時特別支援事業」に係る予算案を、同市議会に上程した。同日開かれた12月定例会本会議で一般会計補正予算の追加議案として提出され、即決審議により賛成多数で可決された。

 事業費は2億5260万円。財源は国の同事業費補助金を充当する。補助率10分の10。

 市の提出資料によると、支給対象者は令和3年9月分の児童手当受給者(中学生までの養育者)、平成15年4月2日から同18年4月1日までの間に生まれた高校生相当の養育者(主たる生計維持者)、令和3年10月1日以降、同4年3月31日までの間に生まれた新生児の児童手当受給者。支給対象者数は2500人、対象となる子どもの数は5024人を見込んでいる。

 令和3年9月分の児童手当受給者のうち、公務員を除く同受給者は申請不要で、12月23日に支給される予定(高校生相当の兄弟姉妹分の給付も含む)。それ以外の支給対象者は申請により、1月以降に随時支給する。

 今回支給される5万円は政府の閣議決定を受け、10万円相当のうちの先行給付金として現金支給される。

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