カターレ 石崎監督続投へ

今シーズンを振り返る(左から)西部主将、石崎監督、左伴社長=北日本新聞社

■主将の西部 残留濃厚

 サッカーJ3カターレ富山の石崎信弘監督が、来季も続投する見通しであることが6日、分かった。主将のGK西部洋平(41)との契約更新が濃厚になったことも明らかになった。同クラブの左伴繁雄社長が同日、石崎監督や西部主将らとシーズン終了のあいさつで北日本新聞社を訪れ、方針を示した。

 石崎監督は広島県出身。現役引退後、大分や川崎など複数のクラブで指揮を執り、柏や札幌、山形をJ2からJ1に昇格させた実績がある。富山1年目だった今季は、前半戦を首位で折り返したものの、後半戦で失速し4位で終わった。「来季は気持ちの部分でむらをなくし、実力もつけないと昇格は厳しい。レベルアップしていきたい」と話した。

 日本代表候補になった経験があるGK西部は浦和や川崎、清水などを経て今季加入。主将としてリーグ戦26試合に出場し、チームを引っ張った。西部は「苦しいところで富山に拾ってもらったが、恩返しができなかった。もう一度『本気で富山を変えるんだ』という気持ちで勝負したい」と意気込んだ。

 左伴社長は今季を振り返り、「カターレを楽しんでもらいたいという思いで貪欲に取り組んだ結果、好意的に受け止めてくれる人が増えてきた」と語った。

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