【DeNA】第2の琢朗は、森敬斗だ 名遊撃手へ、石井コーチが描く「大成」プラン

石井コーチ(左)がスマートフォンで撮影した打撃フォームを見る森=11月16日、横須賀市夏島町の2軍施設「DOCK」

 横浜DeNAの石井琢朗野手総合コーチ(51)は2年目のシーズンを終えた森敬斗内野手(19)について「スタメンに名を連ねるには、しないといけないことがたくさんある」と語り、時間をかけて大成させるプランを思い描いている。

 通算2432安打に盗塁王4度、ベストナイン5度の名遊撃手が、同じポジションで台頭する後輩に温かくも厳しい視線を向ける。走攻守三拍子そろった活躍を期待される森は、右投げ左打ちで背格好もそっくりだ。

 「ポテンシャルはすごくいいものを持っている」と石井コーチ。だからこそ焦らずに育成すべきと考える。「(潜在能力に)見合った土台づくりをしないと。基礎となる部分をしっかりやってもらいたい。おそらく今はその段階」

 今季の森は23試合でスタメン出場し、攻守ともに苦しんだ9月以降も1軍で過ごした。三浦監督はその狙いを「1軍の打席に立つことでしか感じられないものはある。経験を積ませたい」としていた。

 「開幕でスタメンを取って、1年間レギュラーで出られるように頑張りたい」。今月3日の契約更改交渉後、森は改めて定位置獲得への思いを語った。原石をどう磨き、輝かせるか。ハマのファンが注目している。

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