医師派遣や救急搬送に恩恵 東九州道大分-宮崎開通1年

 東九州自動車道の大分-宮崎が全線開通して21日、1年を迎えた。移動に要する時間は大幅に短縮し、地域医療の現場でも活用が進む。医師不足に悩んでいた延岡市は、大分市から待望の神経内科医が通うようになった。救急医療では患者の搬送時間が短縮し、早期治療に貢献。観光の活性化や物流改善だけではなく「命の道」としても恩恵が広がっている。

延岡市医師会病院に大分市から通う藪内医師=延岡市(写真上)高速道を使った救命活動を行う宮崎大医学部付属病院のドクターカー=宮崎市(写真下)

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