地域の新拠点に 新築移転オープン JAひすい能生支店

 糸魚川市のJAひすい能生支店が13日、新築移転した新店舗での業務をスタートした。

 旧店舗の建物の老朽化により、ナルス能生町店(桜木)向かい側に場所を移して新店舗を建設した。鉄骨造り2階建て、延べ床面積は1、2階合わせて約540平方メートル。

新築移転したJAひすい能生支店。初日に新店舗前でテープカットが行われた

 1階の風除室と待合ロビー天井に地場産杉を使用し、外観は近代的なデザインを施した。内装は能生地域の海や山をイメージした造りを取り入れ、相談スペースを広めに設けた。ロビーは曲線型の受付デスクと柱が印象的で明るい雰囲気となっている。駐車場は店舗正面と横に完備した。

 新店舗での業務開始に合わせて同日朝、同JA役職員や施工業者らが参加してオープニングセレモニーが行われた。

 吉原勝廣代表理事組合長は、能生谷支店との再編を見据え、デジタル化も想定した新たな建物としたことを紹介。「これまで以上に組合員に寄り添い、地元の農業、経済の発展、暮らしの向上に励んでいく」とあいさつした。能生地区の新拠点として期待が込められ、中村信夫支店長はじめ支店職員も気持ちを新たに臨んだ。

 オープン初日に合わせて、能生地区園芸組合により農産物の販売が行われた。

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