<冬きらめく2021> たき火を囲み弾む会話

たき火を囲んで談笑するキャンパーら=西海市、四本堂公園キャンプ場

 長崎県西海市の四本堂公園内にあるキャンプ場では、日が暮れ始めると多くのテントに光がともり、ほのぼのとした光景が広がっていた。
 「パチパチパチ」。まきがはじける音が響く。
 気の合う仲間とたき火を囲む。揺らめく炎を見つめると心が安らぎ、不思議と会話が弾む。
 職場の同僚を誘ってキャンプに訪れた佐世保市の本田泰丈さん(39)は「夏に比べると空気が澄んでいて虫もいない。冬もいいですね」と笑み。慣れた手つきで、料理をつくり、同僚と酒を酌み交わしていた。
 大村湾や針尾無線塔などが一望できるスポット。テレビや雑誌、コロナ禍の影響もあり、アウトドアを気ままに楽しむ家族連れらでにぎわっている。
 同公園の管理事務所によると、今年は利用者が多く、たき火のまきが追いつかない状況という。

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