〈師走点描・イルミネーション〉雁木通りに華やぎ 「理容小林」20年続く

 クリスマスシーズンが近づくと住宅や店舗などがイルミネーションで飾られ、年末ならではの華やいだ雰囲気が醸し出される。上越市東本町1の理容小林は約20年前から店頭や雁木部分にイルミネーションを飾り、道行く人たちの目を楽しませている。

長年続き、おなじみになっている理容小林のイルミネーション。点灯は来年1月7日ごろまで

 店主の小林宗一さん(77)が奥さんの協力を受けて手作りで飾っている。経年で使えなくなった部分を取り換えながらデザインを年々変更している。小林さんは「当初は電球だったが、今はLEDしか売っていない」と変化を説明する。現在は青色がメーンとなっている。医療従事者らへの感謝を表すブルーライトアップと共通するため、当面はデザイン変更を行わない予定にしている。

 「絵や写真をやっている人が展覧会に出すのと同じ感覚」と自分にとってのイルミネーションを説明する小林さん。「午後4時30分から点灯しているので、地域の高齢者の方も見に来てもらえれば」と話した。

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