京浜急行電鉄（横浜市西区）は24日、羽田空港駅を利用する乗客に適用している「空港連絡特殊割引」の割引額を、来年3月12日から10円引き下げる、と発表した。実質の運賃引き上げとなる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同駅利用者が減っていることなどが理由という。
同割引の対象は都営地下鉄線、京成線、成田空港・空港第2ビルの各駅と、羽田空港駅間の利用者。現行の割引額は大人60～90円、子ども30～50円だが、それぞれ10円縮小する。
引き下げは、割引が導入された2005年以来、初めて。空港線の利用促進のために設けていた。
同社は同日、空港線の利用を促す企画乗車券「羽田みらいきっぷ」の販売も来年3月11日で終了すると発表した。
