朝鮮で新たに建造された1万2000トン級貨物船「チャンスサン」号が出港した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮メディアが大型貨物船の出航をニュースとして伝えたのは、2017年の「自力」号の出航以来、4年ぶり。
「チャンスサン」号は、嶺南船舶修理工場(南浦市)で建造された。
23日に行われた出港式には、朝鮮労働党中央委員会の呉秀容書記、ヤン・スンホ内閣副総理と姜宗官陸・海運相、関係部門の活動家、嶺南船舶修理工場の活動家と従業員が参加した。
出港式では、嶺南船舶修理工場の労働者、技術者と活動家に送る朝鮮労働党中央委員会の感謝文が伝達された。
感謝文は、「専門船舶建造拠点でもない船舶修理工場で1万トン以上級の貨物船を遜色なく建造したのは嶺南の労働者階級の高い政治的熱意と限りない愛国心、頑強な攻撃精神が生んだ誇らしい結実である」と強調した。