韓国ロッテの右腕・ストレイリー 3年ぶりのメジャー復帰を目指す

「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュ記者によると、韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツで2年連続2ケタ勝利をマークした先発右腕ダン・ストレイリーは、ロッテからの残留オファーを拒否し、2019年以来3年ぶりとなるメジャー復帰を目指しているようだ。ただし、ロックアウトによりメジャーの今後の動きは不透明であり、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を考慮してロッテ残留を選択した昨オフと同様に、ストレイリーがメジャー以外でのプレーを選択する可能性は残されている。

現在33歳のストレイリーは2012年にアスレチックスでメジャーデビューし、翌2013年には10勝8敗、防御率3.96をマーク。続く2年間は低迷したものの、レッズに移籍した2016年に自己最多の191回1/3を投げて14勝8敗、防御率3.76という好成績を残すと、2017年はマーリンズで10勝9敗、防御率4.26を記録し、この年の170奪三振はキャリアハイの数字となった。しかし、2018年以降は不振が続き、2019年はオリオールズで14試合(うち8先発)に登板して防御率9.82と自己ワーストの成績。2020年からは活躍の場を韓国に移し、2020年は15勝、今季も10勝をマークした。

ストレイリーは「常にメジャーを目指してプレーしてきた。ユニフォームを着ている者は誰でもメジャーの舞台でプレーすることを夢見ているんだ」とメジャー復帰が第1希望であることを明言。「メジャーでキャリアを終えたいと思っている。メジャーの舞台で投げているところを息子に見せたいんだ」と付け加えた。

ストレイリーによると、ここ数年で映像や分析マシンを使用しながらピッチングの改良に取り組み、チェンジアップの改善や速球の球速アップなど、ほとんどすべての球種に変化を加えたという。昨オフはエンゼルス、レッズ、ジャイアンツなどがストレイリーに興味を示していたが、今オフも先発投手を必要としている球団からのオファーが届くかもしれない。

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