【新型コロナ】オミクロン株猛威、ニューヨーク市で子どもの入院5倍に

 米ニューヨーク州保健当局は、新型コロナウイルスの直近の感染状況について、新規感染者数が引き続き爆発的な増加をみせていると同時に、ニューヨーク市では子どもの入院者数が2週間で5倍になったと報告した。

ニューヨーク市、26日の新規感染者数約54000人に

 米国ではオミクロン株も含めた感染拡大が引き続いており、国全体での新規感染者数は185,759人。今年1月以来の高い水準を維持している。このうちニューヨーク市での感染者は約54,000人に達しており、数日前と比べて爆発的な増加をみせ、歯止めがきかない状況だ。

 またワクチン接種していない子どもへの感染が顕著になっており、今月第1週に新たに入院した18歳以下の子どもは22人だったが、先週の第3週に入院した子どもは109人となって5倍以上に急増した。このうち5−11歳までの子どもは全員ワクチン接種をしていないという。同州では11月からこの年齢へのワクチン接種を始めたが、まだ接種率は16%程度となっている。

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