ZOZO創業者前沢氏、神奈川・小田原市に500万円ふるさと納税 「アニメでの観光振興」で応募

小田原市役所

 小田原市は28日、日本の民間人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)創業者の前沢友作氏から500万円のふるさと納税を受けたと発表した。

 市観光課によると、前沢氏が今年10月、ツイッター上で、「地域の資源を生かしたスペシャルな観光体験」ができる全国自治体を対象に10億円の寄付先を募った。全国の87自治体が選ばれ、同市はアニメやeスポーツを活用した観光振興に役立てると応募し、県内で唯一認められたという。今月22日に500万円が振り込まれた。

 同市は、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターをデザインしたふたの設置などアニメと連携した観光振興に取り組んでいる。同課は「寄付は大変ありがたく、明るい話題になる。具体策を検討し、さらに推進したい」としている。

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