年末年始を古里で、上越妙高駅、帰省客で混雑

 年末年始を実家で過ごす人の帰省ラッシュが続いている。北陸新幹線は30日がピークの予想で、29日も上越妙高駅は混雑し、乗客、出迎えとも新型コロナ禍以前のようなにぎわいだった。

 JR東日本、同西日本によると、同日、北陸新幹線下り(東京発)の自由席乗車率は、始発から午前9時台で40~110%と、前年同日と比べ多い便で20倍まで増加。翌30日はほぼ全ての指定席が満席となっている。

 午後0時30分ごろ、上越妙高駅に到着したはくたか559号からは、多くの荷物を持った家族連れらが下車。改札口前では久々に再会を喜ぶ出迎えの人が列をつくった。板倉区の60代夫婦は横浜市の娘一家を2年ぶりに迎えた。「孫2人ともSNSでやりとりしていたが、ようやくまた会えた。一緒に雪遊びなどして、ゆっくり過ごしたい」と話した。

上越妙高駅は東京方面からの帰省客と出迎えで混雑した(29日午後0時30分ごろ)

 新型コロナへの対策の声も聞かれた。妻子と妙高市の実家へ帰省した千葉県の20代男性は「2回のワクチン接種と体温測定をしている。PCR検査をしている人もいると聞いた」と語った。

 北陸新幹線のUターンは来年1月3日ごろがピークの見込み。

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