衆院選をはじめ、国政選挙・地方選挙ともに盛り上がり「選挙イヤー」となった2021年。
1年の間に実施された注目選挙を選挙ドットコム独自にピックアップしました。
※候補者名は届出順
【1月】岐阜県知事選挙
1月24日に投開票が行われた岐阜県知事選挙には、以下の4人が立候補しました。
・江崎禎英氏
・稲垣豊子氏
・新田雄司氏
・古田肇氏
保守分裂の構図となったこの選挙では、現職の古田氏が388563票で当選し、5期目の岐阜県知事を務めることとなりました。
投票率は48.04%で、前回を約12ポイント上回りました。
【1月】千代田区長選挙(東京都)
1月31日に投開票が行われた千代田区長選挙には、以下の4人が立候補しました。
・五十嵐朝青氏
・早尾恭一氏
・樋口高顕氏
・宮田朋輝氏
この選挙では、小池百合子東京都知事も支援した樋口氏が9534票で当選し、1期目の千代田区長を務めることとなりました。
投票率は45.3%で、前回を約8ポイント下回りました。
【1月】戸田市議会議員選挙(埼玉県)
1月31日に投開票が行われた戸田市議会議員選挙には、36人が立候補し、26議席を争いました。
この選挙で初当選を果たしたスーパークレイジー君氏は、戸田市への居住実態が確認できなかったことから埼玉県選管より当選の無効を提示されており、現在も裁判が続いています。
投票率は39.59%で、前回を約1ポイント下回りました。
【3月】千葉県知事選挙
3月21日に投開票が行われた千葉県知事選挙には、以下の8人が立候補しました。
・熊谷俊人氏
・後藤輝樹氏
・加藤健一郎氏
・金光理恵氏
・皆川真一郎氏
・関政幸氏
・平塚正幸氏
・河合悠祐氏
この選挙では、前千葉市長の熊谷氏が1409496票で当選し、1期目の千葉県知事を務めることとなりました。
投票率は38.99%で、前回を約8ポイント上回りました。
【4月】衆議院議員補欠選挙(北海道2区)
4月25日に投開票が行われた衆議院議員補欠選挙には、以下の6人が立候補しました。
・小林悟氏
・松木謙公氏
・鶴羽佳子氏
・長友隆典氏
・山崎泉氏
・斉藤忠行氏
この選挙では、前職の松木氏が59664票で当選しました。松木氏は10月31日の衆議院議員総選挙でも当選を果たしています。
投票率は30.46%でした。
なお、この補欠選挙は吉川貴盛氏の辞職により実施されたものです。
【4月】参議院議員補欠選挙(長野選挙区)
4月25日に投開票が行われた参議院議員補欠選挙には、以下の3人が立候補しました。
・羽田次郎氏
・小松裕氏
・神谷幸太郎氏
弔い合戦となったこの選挙では、新人の羽田氏が415781票で当選しました。
投票率は44.40%でした。
なお、この補欠選挙は今回当選した羽田氏の兄である羽田雄一郎氏の死去により実施されたものです。
【4月】参議院議員再選挙(広島選挙区)
4月25日に投開票が行われた参議院議員再選挙には、以下の6人が立候補しました。
・宮口治子氏
・西田英範氏
・佐藤周一氏
・山本貴平氏
・大山宏氏
・玉田憲勲氏
事実上の与野党一騎打ちとなったこの選挙では、野党統一候補の宮口氏が370860票で当選しました。
投票率は33.61%でした。
なお、この再選挙は公選法違反(買収)で有罪判決が確定した河井案里前参院議員の当選無効により実施されたものです。
【4月】名古屋市長選挙(愛知県)
4月25日に投開票が行われた名古屋市長選挙には、以下の4人が立候補しました。
・河村たかし氏
・押越清悦氏
・横井利明氏
・太田敏充氏
この選挙では、現職の河村氏が398656票で当選し、4期目の名古屋市長を務めることとなりました。
投票率は42.12%で、前回を約5ポイント上回りました。
【6月】静岡県知事選挙
6月20日に投開票が行われた静岡県知事選挙には、以下の2人が立候補しました。
・川勝平太氏
・岩井茂樹氏
この選挙では、現職の川勝氏が957239票で当選し、4期目の静岡県知事を務めることとなりました。
投票率は52.93%で、前回を約6ポイント上回りました。
【7月】東京都議会議員選挙
7月4日に投開票が行われた東京都議会議員選挙には、271人が立候補し、127議席を争いました。獲得議席は以下の通りです(カッコ内は議席数の増減)。
・都民ファーストの会:31(-14)
・自民党:33(+8)
・公明党:23
・共産党:19(+1)
・立憲民主党:15(+7)
・東京維新の会:1
・生活者ネットワーク:1
・諸派、無所属:4(-1)
投票率は42.39%で、前回を約9ポイント下回りました。
【7月】兵庫県知事選挙
7月18日に投開票が行われた兵庫県知事選挙には、以下の5人が立候補しました。
・服部修氏
・中川暢三氏
・齋藤元彦氏
・金沢和夫氏
・金田峰生氏
この選挙では、新人の斉藤氏が858782票で当選し、1期目の兵庫県知事を務めることとなりました。
投票率は41.1%で、前回を0.15%上回りました。
【8月】横浜市長選挙(神奈川県)
8月22日に投開票が行われた横浜市長選挙には、以下の8人が立候補しました。
・太田正孝氏
・田中康夫氏
・小此木八郎氏
・坪倉良和氏
・福田峰之氏
・山中竹春氏
・林文子氏
・松沢成文氏
この選挙では、新人の山中氏が506392票で当選し、1期目の横浜市長を務めることとなりました。
投票率は49.05%で、前回を約12ポイント上回りました。
【9月】自民党総裁選挙
9月29日に投開票が行われた自民党総裁選挙には、以下の4人が立候補しました。
・河野太郎氏
・岸田文雄氏
・高市早苗氏
・野田聖子氏
この選挙では、河野太郎氏と岸田文雄氏による決選投票が行われ、岸田文雄氏が257票で新総裁に選出されました。
【10月】衆議院議員総選挙
10月31日に投開票が行われた衆議院議員総選挙では、465議席を各政党が以下のように分け合いました(カッコ内は議席数の増減)。
・自民党:261(-15)
・公明党:32(+3)
・立憲民主党:96(-14)
・共産党:10(-2)
・日本維新の会:41(+31)
・国民民主党:11(+3)
・れいわ新選組:3(+2)
・社民党:1
・NHK党:0(-1)
・無所属:10(-3)
投票率は55.93%で、前回を約2ポイント上回りました。
【11月】立憲民主党代表選挙
11月30日に投開票が行われた立憲民主党代表選挙には、以下の4人が立候補しました。
・逢坂誠二氏
・小川淳也氏
・泉健太氏
・西村智奈美氏
この選挙では、逢坂誠二氏と泉健太氏による決選投票が行われ、泉健太氏が205票で新代表に選出されました。
2021年に行われた注目選挙まとめ
2021年に行われた注目選挙をふりかえりました。
・岐阜県知事選挙
・千代田区長選挙
・戸田市議会議員選挙
・千葉県知事選挙
・衆議院議員補欠選挙(北海道2区)
・参議院議員補欠選挙(長野選挙区)
・参議院議員補欠選挙(広島選挙区)
・名古屋市長選挙
・静岡県知事選挙
・東京都議会議員選挙
・兵庫県知事選挙
・横浜市長選挙
・自民党総裁選挙
・衆議院議員総選挙
・立憲民主党代表選挙
2022年も夏の参議院議員選挙をはじめ、選挙ドットコムは日本全国で行われる選挙について情報提供を行っていきます。
また、YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」でも以上の注目選挙をふりかえりました。あわせてご覧くださいませ。