2022年元日は、北日本から東日本では大雪となる所があり、北日本や北陸では雪を伴った非常に強い風が吹いて、大しけとなる所がある見込み。積雪や路面の凍結による交通障害、暴風雪や高波に警戒が必要となる。
日本付近は強い冬型の気圧配置となっているが、1日夜にかけて次第に緩んでくる見込み。積雪や路面の凍結による交通障害に警戒し、なだれ、電線や樹木への着雪に注意したい。
<大雪>
北日本から東日本では引き続き大雪となる所がある。2日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、北海道、東北、関東甲信で40センチ、北陸で30センチの見込み。
<暴風雪・高波>
強い冬型の気圧配置の影響で、1日昼過ぎにかけて北日本や北陸では雪を伴った非常に強い風が吹き、1日夕方にかけて大しけとなる所がある。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、高波に警戒が必要となる。
1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、北海道、北陸で20メートル(35メートル)、東北で18メートル(30メートル)、1日に予想される波の高さは、東北、北陸で6メートルの見通し。
初日の出 太平洋側では晴れ 三が日は日本海側では大雪のピーク超える
元日は山陰から北の日本海側では雪が残り、太平洋側では日差しがある見込み。初日の出は、関東から西にかけての太平洋側では概ね晴れる見通しで、北海道の太平洋側などでは雲の切れ間から晴れ間のチャンスを伺いたい。
全国的に真冬並みの寒さが続くため、初日の出や初詣は防寒対策をしっかりとして楽しみたい。
三が日の天気
三が日は、太平洋側では晴れて空気の乾燥が続く見通し。一方、日本海側では次第に大雪のピークは超えるものの、屋根からの落雪などに注意・警戒が必要だ。(気象予報士・崎濱綾子)