会える日まで元気で 帰省客のUターンピーク 上越妙高駅

 年末年始をふるさとで過ごした人たちのUターンが始まった。ピークを迎えた3日、上越妙高駅は午前中からスーツケースやお土産の荷物を手にした家族連れや、名残惜しそうに手を振り見送る人たちで混雑した。

 JR東日本、同西日本によると、同日は北陸新幹線上り(東京行き)の「はくたか」が、ほぼ全ての指定席が満席となったものの、自由席乗車率は始発から午前9時台で5~30%と、大きな混雑はなかった。

 同駅の新幹線改札口付近では「また会えるよ」「元気でね」と別れを惜しんだり、ホームに向かう姿が見えなくなるまで手を振ったりする姿が見られた。

手を握り再会を誓い合う家族(3日午前9時20分ごろ、上越妙高駅)

 上越市内の男性(62)は、コロナ禍で2年ぶりに東京から帰省した娘家族と正月を過ごした。孫2人は金谷山でそり遊びをするなどし、上越の冬を楽しんだという。「久しぶりに会った孫たちの成長ぶりに驚いた」と話す男性は笑顔で孫とハイタッチをするなどして、姿が見えなくなるまで手を振り見送っていた。

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