相談者：アップルパイさんご家族（広島市在住）
妻（46歳）パート／夫（49歳）会社員／長男（大学4年生）／長女（大学1年生）

見直し隊Anser

ご相談ありがとうございます。お子さまが2人とも県外の大学に進学され、学費に加えて仕送りもあるため、年間収支が約220万円の赤字。貯蓄を切り崩す生活になっていることは、不安に感じられているでしょう。しかし、アップルパイさんがこれまでコツコツと貯めてきた貯蓄はまさにこの時のためだと思います。家計を拝見しても、特に気になる点はありません。今は大変でしょうが、3月に住宅ローンが完済することと、近い将来にご長男が大学を卒業されることを考えると、１～２年後には年間収支はプラスに転じることになります。

 現在、貯蓄を切り崩す一方、アップルパイさんはiDeCoとNISAで、ご主人さまはNISAで積み立てをされています。一見矛盾のように思えますが、貯蓄が大幅に減ることはないはずですので、ぜひ継続してください。具体的なアドバイスとしては、ご主人さまもiDeCoで積み立てをされることをおすすめします。iDeCoの掛け金は所得控除になりますので、所得税率が高いご主人さまはより良い節税効果が期待できます。

また今後のライフイベントとして、住宅の修繕費用や、お子さまの結婚援助資金のことも頭にいれておくとよいでしょう。

今回の見直し隊　栗栖 史匡さん

株式会社ライトサービス 代表。広島市生まれ。外資系生命保険会社勤務を経て2014年に独立。ファイナンシャルプランナーとして、保険を中心とした各種手続きのサポート、相続等の相談及び手続き、経理業務などさまざまな要望に対応。