那覇市保健所、疫学調査を一部休止 業務急増で対象施設を絞る

 新型コロナウイルス感染者が急増し、濃厚接触者などを調べる「積極的疫学調査」業務がひっ迫しているため、那覇市保健所は4日から当分の間、調査を医療機関や高齢者・福祉施設、クラスター発生事業所に集中させる。同日発表した。それ以外の感染者の職場調査は一時休止する。職場調査の一部休止は昨年9月末以来、約3カ月ぶり。

 調査を休止する事業所については、感染者本人から職場を通して接触した人々に健康観察をするよう伝え、症状があれば県の無料PCR検査などを活用してもらうという。

 (伊佐尚記)

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