橋本環奈&上白石萌音が明かす「千と千尋の神隠し」お気に入りシーンとは?

日本テレビ系の「金曜ロードショー」(金曜午後9:00)では2週連続で、宮崎駿監督によるスタジオジブリ作品を放送。1月7日に「千と千尋の神隠し」、14日に「紅の豚」をノーカットで届ける。

そして「千と千尋の神隠し」は、今年世界初の舞台化されることも話題となる中、舞台で千尋役を務める橋本環奈と上白石萌音(ダブルキャスト)、湯婆婆・銭婆役を務める夏木マリ(朴璐美とのWキャスト)から、お気に入りシーンのコメントが到着した。

「千と千尋の神隠し」は、ある日「不思議の町」に迷い込んだ10歳の女の子・千尋が、そこで出会った魅力的なキャラクターたちとの交流を通して成長していく物語。第75回アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞受賞、2002年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞など、世界中で愛される宮崎監督の永遠の名作だ。

橋本はお気に入りのシーンについて「この質問は今まで何度も受けましたが、毎回答えが違うくらいいいシーンばかりなので、一つだけ選ぶのはすごく難しいんですけど…」と悩みつつも、「小さい時に印象に残っていたのは、千尋がハクからもらったおにぎりをボロボロ泣きながら食べるシーン」と挙げる。

そして「あのシーンはいつ見ても泣ける! たぶんそういうジブリファンの方は多いんじゃないかなって思います。それは、千尋の思いに共感するからだと思うんです。見ていて応援したくなりますよね。いきなり異世界に飛んでしまうって心身ともに大変なことは言うまでもないですが、それでも好奇心が勝ったり、あそこで働くという強さみたいなものを感じるのですが、でも、あのシーンで弱みを吐露するのは、すごく等身大だなって感じて、すてきだなって思いました」と自分なりの解釈を明かした。

また、橋本と同じく「いくらでも挙げられるくらいいっぱいある」という上白石は、「結構ささやかですが、すごくおちゃめで大好きなのが、ススワタリのシーンです」と語り、「千尋が初めて釜爺のところを訪ねた時に、ススワタリたちが一生懸命石を運んでいて、千尋が1匹助けてあげると、味を占めたほかのススワタリがみんなズルし始めるんですよね」とシーンを解説。

続けて「ああいうところに命を持たせてキャラクターをつけて、すごく人間らしく描いているところが好きですね。ああいう細かいところが全部刺さるからこそ、ジブリって何回も見たくなるんだろうなって思います。あのユーモアは大好きですね。何回見ても笑っちゃいます」とお気に入りの理由を語った。

さらに「好きなシーンは全部」という夏木は、その中でも「やっぱり、千尋が来て最初に名前を取るところが印象的かなと思います」と物語序盤のシーンを挙げ、「私は、湯婆婆と銭婆を演じたのですが、アフレコの時、宮崎監督が私の前で声を聞きながら湯婆婆を描いてくださったんですけど、その時に初めて双子だと分かったんです。その時は銭婆がちょっとスリムだったんですけど、後々に銭婆と湯婆婆が同じ大きさになりました。もう20年前になりますけれどもそんなことも思い出しました」と声優を務めた当時のエピソードを回顧した。

さらに、視聴者参加型コンテンツ「金曜ロードシアター」(https://kinro-t.ntv.co.jp/)には、番組ナレーターで、舞台で湯婆婆・銭婆役も務める朴が、初めてリアルタイムで参加。視聴者が押した感情スタンプが、その数に応じてどんどん表示されて感情を共有できる番組ホームページ内のサイトで、視聴者が書き込んだコメントのうち、ランダムに選択されたコメントも表示。そこで、朴も視聴者と一緒にリアルタイムでコメントを投稿していく。

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