松嶋菜々子、遊川和彦と10年ぶりのタッグ。松本潤主演「となりのチカラ」に出演

松嶋菜々子が、テレビ朝日系で1月20日にスタートする連続ドラマ「となりのチカラ」(木曜午後9:00)に出演することが分かった。

本作は、思いやりと人間愛だけは人一倍だが、何をしても中途半端で半人前の主人公・中越チカラ(松本潤)が、同じマンションの住人たちの悩みを解決し、やがてそのマンションが一つのコミュニティーとなって強いつながりを持っていくさまを描く社会派ホームコメディー。

松嶋が演じるのは、404号室に住む中越家の隣人・道尾頼子。引っ越してきたばかりのチカラにゴミ置き場の場所を教えてくれるなど、優しく世話好きな女性だが、どうやら占いにハマっているらしく、常に“今日のラッキーカラー”の服を身にまとっている。全身黄色、時には赤と、いつもド派手な服装でチカラたちの前に現れる彼女も、何やら悩みを抱えている様子だ。

本作の脚本を手掛ける遊川和彦氏とは、これまで「家政婦のミタ」(日本テレビ系)、「魔女の条件」(TBS系)、「GTO」(フジテレビ系)など、長年にわたって縁が深い松嶋。「気付けば、遊川さんの作品に多く出演させていただいていることをあらためて実感し、驚いています。これまでも個性のある役を演じてきましたが、今までと道尾頼子との違いは、自分にない要素です。監督からのリクエストは、『自分に役を寄せるのではなく、真逆を意識してやってみてください』ということですが、それは難しく、日々試行錯誤しながら取り組んでいます」と、新鮮な気持ちで役作りに挑んでいる。

また、「『となりのチカラ』も、これまでの遊川さんの作品のように、追い詰められている状況をただハッピーエンドに解決するのではなく、小石を投げて波紋を呼び、自然と次のステージへと向かわせる。そして、そこに反応するそれぞれの人間性をリアルに描く、遊川さんならではのドラマになっています」と紹介。

主人公・チカラを演じる松本とは、連ドラでは3回目の共演となり、「共演者の皆さんも監督から“意外性”をリクエストされているそうなので、モニターで皆さんの演技を楽しませていただいています。今作は、そんなキャストの皆さんのイメージとは異なる“意外性”が見どころの一つ。特に、かっこいいイメージの松本潤さんの“ギャップ”。脚本を書かれた遊川和彦さんがチーフ監督としてイメージを大切に丁寧に撮られているので、出来上がりがとても楽しみです」と期待を寄せている。

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