“友達以上家族未満”お笑いコンビ・TEAM BANANAに「ふたりのディスタンス」が密着。語りは新垣結衣

NHK総合では1月8日に、最小の人間関係である“ふたり”の“距離”を見つめるドキュメンタリー「ふたりのディスタンス」(午後9:50)の第2弾を放送。お笑いコンビ・TEAM BANANA(山田愛実、藤本友美)に密着する。

同番組は、見れば大切な人に会いたくなる、コロナ禍で人と会うことが制約される今だから届けたい新しいドキュメンタリー。今回密着したTEAM BANANAは、高校時代、漫才大会で日本一になったお笑いコンビだ。それから15年。女性芸No.1決定戦「THE W」決勝に進出した2人から見えてきたのは「友達以上家族未満」のすてきな関係。番組では、2人の絆が明らかになる。語りは、第1弾に引き続き、新垣結衣が担当。米津玄師の「カナリヤ」が主題歌として番組を彩る。

2人を取材した制作統括の荒川格氏は「高校時代の親友。コンビを組んで以来ずっと二人三脚。ふたりの食事会にお邪魔すれば、楽しそうな会話がずっと途切れない。うらやましいほどの仲良しコンビ! でも実は『解散』の2文字がずっとつきまとっていた…。それを2人が打ち明けてくださってから、ロケの深度が一気に上がりました。日々繰り返されるライブやネタ合わせに流れる緊張感が見え始めたのです。2人でいるのが楽しかったのに、漫才師として上を目指す以上は厳しいこともお互いに言い合わなければならない。でも友達としてギスギスしたくもない…という2人の感情は、きっと多くの人に共感してもらえるのではないかと思います」と語る。

そして「『もうこれ以上嫌いになりたくない、これ以上仲悪くなりたくないから、“解散しよう”と言ったことは何度もあります』と山田愛実さん。でも、そのたびに藤本友美さんは解散を拒んだと言います。いわく、『解散しても友達には戻れない』。2人を結びつけた漫才が、2人を遠ざける存在になっているとしたら…。ディレクターとカメラマンはロケ現場で悶絶したと思います。そして迎えた女芸人No.1決定戦『THE W』決勝戦。2人は渾身(こんしん)の漫才を披露しますが…。その4日後に2人が開いた2人だけの反省会。話し合う2人の姿から『友達』を超えた関係を感じ取っていただけると思います」と内容に触れながら、見どころを話している。

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