「武田鉄矢の昭和は輝いていた」カバーソングの魅力とヒットした時代背景に迫る!

BSテレ東では1月14日に「武田鉄矢の昭和は輝いていた 輝きを増したカバーソング 2時間スペシャル」(午後7:00)を放送する。過去の名曲が新たな歌手とアレンジでよみがえるカバーソングの魅力と、ヒットした時代背景に迫る。

番組では、佐川ミツオの「無情の夢」、水原弘のほか多くの歌手が歌った「裏町人生」、フランク永井の「君恋し」など、カバーソングとしてヒットした曲の数々をオリジナルの曲と聴き比べる。さらに、発表したもののヒットに至らず、その後にタイトルや歌詞、アレンジなどを変えて別の歌手がカバーして大ヒットした昭和40年代の意外なカバーソングも紹介する。ゲストには、歌手の大川栄策、市川由紀乃、作家で音楽プロデューサーの合田道人氏を迎えておくる。

大川は「昭和の後半にカバーソングで歌謡界にデビューした私も、はや半世紀以上の月日が流れましたが、レコード産業の黎明期から歌謡曲の成り立ち、そしてその変遷、隆盛、発展をテレビ東京に残る貴重な映像と歌声で、武田鉄矢さんの名調子と的確なコメントで見せていただき、アッという間の2時間でした」と収録を満喫した様子で、「その歌とともに歩み、さまざまな人生の中で涙し、励まされてきた多くの日本人が愛した作品を、数十年のサイクルでよみがえるカバーソングに、あらためて命を吹き込む音楽的な手法やストーリーの練り直し。さらにその作品で新しいキャスティングによってスターが誕生する秘密などが解き明かされ、自分が出演者であることを忘れて本当に楽しめたひと時でした」と語る。

さらに、市川は「昭和という時代の素晴らしさを、音楽を通じて感じることができる大好きな番組に初めて出演をさせていただき、感激いたしました。また諸先輩方から貴重なお話もうかがえて、初めて知る楽曲、そして、この名曲もカバー曲だった…という新たな発見もあり、たくさんのことを勉強させていただきました。私にとって宝物の映像がまた一つ増えました」と感激。

そして、合田氏は「ある時期にヒットした歌が時を経て、その時期の人気歌手たちによって再び大ヒット曲に育ち、歌が生き続けたという面白い企画です。私が生まれた時期(1961年近辺)は、まさにリバイバルブームといわれていました。昭和初期に歌われた『雨に咲く花』や『無情の夢』が、その頃、大はやりのロカビリー歌手たちによってよみがえり、33年前も発売されていた『君恋し』を当時のトップスター、フランク永井が歌うことでその年の『レコード大賞』まで受賞するのですから、これは特筆ものです。そんなリバイバルによって生き続けたヒット曲の数々をお届けします。途中のクイズコーナーも面白いですからね! ぜひご覧ください」と呼び掛けている。

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