横浜市、耐震化率向上へ素案 市民意見を募集

横浜市役所

 住宅の耐震化率向上に向けて、横浜市は「耐震改修促進計画」(2022~25年度)の素案を公表した。25年度までに耐震化率を現在の約93%から95%に高めるほか、緊急交通路を確保するため、重要路線沿いの古い建物の耐震化に重点的に取り組む。2月7日まで市民意見を募集する。

 素案によると、市内の住宅は現在約167万戸。目標の25年度には約173万戸に増えると推計されており、市は耐震化目標を戸建て住宅で92%、共同住宅で97%に設定し、全建物用途で95%達成を目指す考え。

 築40年以上が経過した木造戸建て住宅の所有者に建て替えを促すほか、所有者の高齢化などで耐震化が難しい場合を想定し、新たに防災ベッドなどの設置目標を掲げた。

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