日本海側 21日(金)ごろまで雪降りやすい 大雪に伴う交通障害に警戒・注意を

 18日(火)は寒気の影響で、冬の寒さと天気分布が続いてる。午後も日本海側は北陸を中心に広範囲で雪が降り、新潟県では昼過ぎにかけて大雪に警戒が必要だ。太平洋側で晴れている地域も、引き続き北寄りの風が強く、空気の乾燥した状態が続く見込み。

大雪に警戒・注意

 昨夜から18日(火)午前にかけて、日本海側は山沿いを中心に場所によって50センチを超える新たな雪が降るなど、北陸を中心に積雪が増加している地域もある。
 新潟県中越・上越は昼過ぎにかけて大雪に警戒が必要で、その他の日本海側でも路面状況の悪化や交通障害、電線や樹木への着雪、なだれなどに注意が必要となる。北日本の日本海側を中心に、雪を伴った強風で見通しの悪くなる所があるため注意が必要だ。日本海側は大気の状態が不安定な状態が続くため、落雷や竜巻などの突風の発生するおそれがある。

20日(木)再び雪強まる

 あす19日(水)はきょうより風の弱まる地域が多いものの、各地とも相変わらず空気が冷たい見込み。日本海側は山沿いを中心に雪の降る所が多いため、多雪地域はなだれに注意が必要となる。
 なお、20日(木)は再び冬型の気圧配置が強まり、西日本の太平洋側や東海でも、午前中を中心に雪や雨の降る所がありそうだ。20日(木)の日本海側は降雪量が多くなる可能性があり、特に北陸から北の地域は、21日(金)にかけて大雪に対して気が抜けない状況が続く見通し。

週末以降の天気

 22日(土)は次第に風が弱まる予想だが、日本海側はまだ雲の取れにくい地域が多い。晴れる太平洋側も朝は冷え込みが強く、東京でも連日のように氷が張る寒さが続く見込み。西日本は日中の気温が上がってくるが、23日(日)にかけては天気が下り坂で、早ければ午前中から雨の範囲が広がりそうだ。
 週明けの24日(月)は降水の範囲が東日本にも広がり、関東南部でも天気が崩れるかもしれない。少量の冷たい雨で済むことも考えられるが、上空の気温次第では予報が変わる可能性があるので念のため注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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