小さな鼻の赤ちゃんテングザル 横浜・ズーラシアで公開へ

ズーラシアで誕生した「ナタル」(よこはま動物園ズーラシア提供)

 よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)で、昨年12月25日にテングザルの雄の赤ちゃんが誕生した。インドネシア語でクリスマスを意味する「ナタル」と名付けられ、母親に抱かれて順調に育っているという。

 同園は国内で唯一テングザルを飼育。成長した雄は食事の邪魔になるほど大きい鼻が特徴で、時折鼻を押し上げながら食べ物を口に運ぶ姿が見られるという。

 ナタルの母親「ジャスミン」は初産で、同じ群れの「キナンティー」の手伝いを受けながら育児に励んでいる。ナタルは3月から一般公開を予定しており、公開までは同園のブログで様子を紹介する。

 同園の広報担当者は「一般公開するころには、いろいろなものに興味を持って試すようになる。赤ちゃんの成長過程を見守ってほしい」と話している。問い合わせは同園電話045(959)1000。

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