21日午前8時半ごろ、ENEOS根岸製油所(横浜市中区、磯子区)から、「製油所前の根岸湾に油が浮いている」と118番通報があった。
横浜海上保安部によると、根岸湾内に幅200メートル、長さ1.2キロの範囲に油が広がっていることを確認。調査した結果、同製油所内の配管の接合部から船舶用ディーゼルエンジン燃料などに使われる重油の一種「C重油」が流出し、雨水口から海へ流れ出ていたという。
既に流出は止まり、同保安部はオイルフェンスなどを使って油の拡散を防ぎ、巡視艇による防除作業が行われ、湾内の油は消滅したという。