安塚区須川のキューピットバレイスキー場は21日から、自然のままの地形や立ち木の間を滑走できる「ツリーランエリア」を新たにオープンした。場所は第2クワッドリフト沿いの菱ケ岳国有林内。利用時間は午前10時から午後3時30分まで。
国有林内の同エリアは、これまで滑走が禁止されていた。昨今のパウダースノー人気の高まりを受け、上越森林管理署に使用許可を申請。同日に運用を開始した。
自然の状態で非圧雪の同エリアは、スキー場コースを滑走するより雪崩やけが、救助について高いリスクが伴うため、「自己責任エリアコース」と名付け開放する。
滑走には利用事前申請書の提出および腕章の着用が必要。申請はスキー場センターハウス2階インフォメーションで受け付ける他、ホームページ内の申請フォームから手続きできる。腕章貸し出しにかかるデポジット料(預かり金)は1000円で、返却時に返金される。
同スキー場の佐藤利幸総支配人は「立ち木の間を縫うように滑走できる、魅力あるエリア。正式な手続きを踏み、大手を振って滑走できる環境が整った。楽しさを満喫してほしい」と利用をアピールした。