今月上旬の第74回全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)で初優勝した日本航空(山梨)で、糸魚川中出身の久保田史弥選手(3年)がアウトサイドヒッター(ライト)とレシーブの中心で活躍し、日本一に貢献した。
チームは20年連続の出場。1回戦から勝ち上がり、2、3回戦、準々決勝とフルセットの試合を連破。決勝で昨夏インターハイ覇者の鎮西(熊本)を相手にセットカウント0―2から3セットを連取し、逆転勝ちした。
久保田選手は「たくさんの方々の支えがあって、日本一になることができた。チームに大エースはいない、身長も大きくないので、つなぎを意識していこうと徹底した」と振り返る。ライトからのスパイクや、サーブレシーブ、スパイクのレシーブと攻守にチームを支えた。
糸魚川中では県大会を制覇し、北信越大会に出場した。高校は何校かの練習を見る中で、「雰囲気が良かった」という日本航空に進学した。「全国に出るだけでなく、勝つチームに行きたかった」と話す。2年時からベンチ入りし、3年生でレギュラーとなった。
日本一の達成感と周囲への感謝の思いを胸に、卒業後は順天堂大に進学し、プレーを続けるという。