交通違反の未出頭者50人摘発  21年神奈川県警、うち39人を逮捕  

 神奈川県警は27日、再三の呼び出しに応じない交通違反の長期未出頭者に対し、2021年に行った強制捜査の結果を発表した。50人(男性44人、女性6人)を摘発し、うち39人(男性35人、女性4人)を道交法違反容疑で逮捕した。

 県警交通指導課によると、摘発された人の違反種別は速度超過11人、通行禁止10人、一時不停止8人、信号無視と携帯電話使用が各7人などとなっている。

 未出頭の理由は「仕事が忙しかった」が大半を占め、「お金がなかった」「忘れていた」と続いた。「逮捕されるとは思わなかった」と話す人もいた。

 逮捕状を請求した人数は64人に上り、中には所在不明になっている人もいるという。同課は「未出頭を放置することは交通秩序を乱すことになる。逃げ得を許さず、捜査を尽くしたい」としている。

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