横浜市は27日、小雀浄水場(同市戸塚区)で高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを含む水約5千トンを河川に排水する事故があった、と発表した。健康被害などは確認されていないという。
市水道局によると、26日午後3時半ごろ、浄水場の配管修理に伴い、通路の雨水を近くの滝川に排水したところ、職員が異臭に気付き、配管から漏れ出た次亜塩素酸ナトリウムが含まれていたことが判明した。
河川では一時、最大で1リットル当たり8.2ミリグラムの次亜塩素酸ナトリウム濃度を測定した。水道水に含まれる濃度の目標値は同1ミリグラム以下。市水道局は「法令に基づき適切に対応する」としている。