金正恩総書記、100ヘクタール規模の連浦野菜温室農場建設予定地を視察

 金正恩朝鮮労働党総書記大規模の野菜温室農場が建設される咸鏡南道咸州郡連浦地区の建設予定地を視察した。

 「労働新聞」など朝鮮のマスコミが28日報じた。

 報道によれば、人民の福祉増進を活動の最高原則にして闘うわが党の遠大な構想によって、以前から咸鏡南道咸州郡連浦里一帯に大規模野菜温室農場の建設準備が推し進められてきた。

 金正恩総書記は、2019年4月に自ら現地を踏査して、咸鏡北道鏡城郡の仲坪地区に建設した温室農場よりいっそう膨大な規模の近代的な温室農場を連浦地区に建設することで、咸鏡南道人民の食生活の向上に寄与できるようにする構想を示し、数回にわたって連浦地区の大規模野菜温室農場の建設に関する教えを与え、設計を指導した。

 党中央委員会第8期第4回総会は、2022年度の主要国家建設政策課題のうち、最優先的な課題として連浦野菜温室農場の建設を指摘し、今年の党創立記念日まで完工することを決定し、手配した。

 金正恩総書記は、今回、連浦地区に建設する温室農場は数年前、咸鏡北道鏡城郡の仲坪地区に建設した温室農場よりその規模においても、工事量においても、いっそう膨大な対象であると述べ、連浦地区に100ヘクタールの温室と農場住宅地区が建設されれば、この一帯が完全に大変革を遂げ、咸興市をはじめ咸鏡南道人民の食生活に多くの足しになるであろうと語った。

 金正恩総書記は、今回建設しようとする温室農場の設計にすでに建設した仲坪野菜温室農場の長短を全て参考し、反映して、科学技術の面においても、経営上の面においてもいっそう発展させなければならないと強調するとともに、100ヘクタールの面積に当たる850余りの温室の近代化水準を徹底的に高めることについて述べた。

 金正恩総書記は、海岸の地帯的特性に即して温室農場のまわりに防風林の造成を先行させ、農場住宅区画の形成と住宅形態の多様性も特色あるものに具現することについて強調した。

 金正恩総書記は、温室農場を来年から運営できるように技術者、従業員の選抜教育を伴わせ、野菜種子の保障と農業機械、営農物資の確保を同時に推し進めて、一日も早く人民の食生活問題の解決に実質的に寄与する農場、党の温室農場建設政策のモデル、標準になるように満点のものに建設すべきであると強調した。

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