プロ野球の春季沖縄キャンプは2月1日から7球団が開始し、中旬からさらに2球団が来県する。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により無観客で実施されたが、各球団いずれも2年ぶりに有観客で実施することを決めている。ただ、県内では「まん延防止等重点措置」が続いていることもあり、それぞれ事前登録など対策や制限を講じながらファンを受け入れる方針だ。 日本ハムや阪神、ヤクルト、巨人は1日当たりの入場者数を制限したり、観覧できる場所を指定したりした上で、事前予約を受け付けて入場を案内する。
DeNAは、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を利用して感染者と接触した可能性を通知する「RICCA(リッカ)」登録や所定のフォーマット用紙記入などで入場可とする。
楽天や阪神など球団によってはワクチン接種やPCR検査の陰性確認も行う。楽天は来場時に個人の情報登録を求める。
ロッテも有観客とするが、選手動線と観戦者の動線は分けるなどの対策を取る。
中日も制限など対策を検討。各球団は公式サイトで詳しい来場方法などを発表している。
一方、サイン応対や握手、写真撮影などのファンサービスは自粛し、ライブ配信などでキャンプの様子を伝えるなど各球団がファンサービスを展開していく。 (謝花史哲)