神奈川県職員が診断書改ざん 療養休暇を不正取得しようと

神奈川県庁

 神奈川県は31日、診断書の日付を改ざんして療養休暇を不正に取得しようとしたなどとして、総務局県税事務所の男性職員(50)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。

 県によると、職員は2018年6月、医療機関から交付された診断書を改ざんし、療養期間を医師に認められた3日間から3週間に不正に延ばして取得しようとした。市販の印鑑を使って、医師が訂正したように装ったという。訂正箇所の記述を不審に思った県が医療機関に問い合わせて改ざんが発覚した。

 改ざんの判明で療養休暇が承認されなかった結果、職員は年次休暇を全て使い果たし、同年12月までに計6日余りを欠勤した。

 職員は心身の不調で19年3月から休職しており、今月31日の復職を待って処分を行った。

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