横浜文化体育館再整備、メインアリーナの名称募集 「ぶんたい」の思い引き継ぎ愛される施設に

メインアリーナの外観イメージ(梓設計・アーキボックス・大成建設設計共同企業体提供)

 「横浜文化体育館」(横浜市中区)の再整備事業を巡り、市は後継となるメインアリーナ施設の名称募集を始めた。メインアリーナは2024年4月の供用開始を予定しており、市の担当者は「『文体(ぶんたい)』に詰まった思いを引き継いで、市民の皆さんに愛される施設になれば」と話している。

 同体育館は1962年の開館以来、スポーツや式典、コンサートなどに利用され多くの市民に親しまれてきたが、老朽化により2020年に閉館した。再整備事業では「横浜武道館」(サブアリーナ)が同年7月に開館。メインアリーナは今年1月に着工、24年4月に供用を開始する。

 市スポーツ振興課によると、メインアリーナの座席配置は特徴的なU字形で、縦約5メートル、横約27メートルのワイドビジョンも設置。コンサートなどの興行利用が主体となり、観客席の一体感を生む演出が可能となる。

 名称は、U字形座席や再整備のコンセプト「つながり」(United)をイメージした「横浜Uアリーナ」や「横浜体育館」「横浜文化体育館」「よこはまぶんたい」の4案から選べるほか、自由な提案も可能。今月15日まではがきとウェブサイトで受け付ける。有識者の意見も踏まえて名称案を決め、市会の議決を経て決定する。

 問い合わせは同課・メインアリーナ名称募集担当電話045(671)3288。

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