ジャイアンツ ウィル・クラークの永久欠番セレモニーを7月に開催へ

日本時間2月3日、ジャイアンツはウィル・クラークの永久欠番セレモニーを7月30日(日本時間7月31日)に本拠地オラクル・パークで行われるカブス戦の試合前に開催することを発表した。クラークの背番号「22」は2019年8月に永久欠番となる予定であることが発表され、2020年シーズン中にセレモニーが予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で延期に。ようやく正式に永久欠番となる日が決まった。ジャイアンツの永久欠番は11個目。クラークは現在、ジャイアンツのフロントオフィスで特別アシスタントを務めている。

現在57歳のクラークは、1985年ドラフト1巡目(全体2位)指名でジャイアンツに入団。翌1986年に早くもメジャーデビューを果たして11本塁打を放ち、新人王投票で5位にランクインした。1987年からの5シーズンでMVP投票5位以内に4度もランクインし、1987年は自己最多の35本塁打、1988年はリーグ1位の109打点と100四球をマーク。ジャイアンツでプレーした8年間で打率.299、176本塁打、709打点、OPS.872を記録した。

その後はレンジャーズ、オリオールズ、カージナルスで活躍し、2000年シーズン限りで引退。メジャー15年間で通算2176安打、打率.303、284本塁打、1205打点、OPS.880、オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞1度の実績を残した。また、1989年のリーグ優勝決定シリーズでは20打数13安打(打率.650)の猛打でMVPに輝いている。

2019年8月に永久欠番となることが決まった際、クラークは「とても誇りに思っていますし、とても幸せです。ウィリー・メイズ、ウィリー・マッコビー、バリー・ボンズといった名選手とともに壁に飾られるなんて信じられません。決して忘れられない出来事です。私にとって殿堂入りのようなものです」と大喜び。ビル・テリーの「3」、メル・オットの「4」、カール・ハッベルの「11」、モンテ・アービンの「20」、メイズの「24」、ボンズの「25」、フアン・マリシャルの「27」、オーランド・セペダの「30」、ゲイロード・ペリーの「36」、マッコビーの「44」に次ぐ11個目の永久欠番がいよいよ正式に誕生する(クリスティ・マシューソンとジョン・マグローは番号なしで永久欠番と同等の扱い、ジャッキー・ロビンソンの「42」は全球団共通の欠番)。

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