新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で3日、新たに4人の死亡と10歳未満～100歳以上の男女7090人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者数は8日連続で5千人を超えた。
川崎市麻生区の90代女性は、クラスター（感染者集団）が発生した同区の特別養護老人ホームの入居者で1月17日に陽性が判明。施設で療養を続けたが、2月1日に死亡した。基礎疾患はなく、ワクチンは接種していなかった。横須賀市の70代男性は1月28日に発症し、入院していたが2月1日に亡くなった。基礎疾患があり、死因は新型コロナ以外とみられるという。
逗子市の90代男性は、クラスターが発生した県鎌倉保健福祉事務所管内の病院の入院患者。1月28日に陽性と判明し、30日に循環器系の疾患で亡くなった。横浜市内の90代の男性が24日に亡くなったが、基礎疾患や経過などの詳細は家族の同意が得られなかったとして公表していない。
新たなクラスターの発生も相次ぎ、横浜市内では、高齢者施設5施設、障害者施設4施設、認可保育園、幼稚園の計11施設で新たに認定。川崎市麻生区内では、ルームシェアをしている20代と30代の男性7人の陽性が確認され、クラスターと認定された。
県は県内で新たに474人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は2314人になった。
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相模原、横須賀両市議会は3日、いずれも40代の男性議員1人が感染したと発表。在日米海軍厚木基地（大和、綾瀬市）は、基地関係者5人の感染を新たに確認したと発表した。
