80年代コメディ映画の傑作「ゴーストバスターズ」のワクワク感! 「ゴーストバスターズ」最新作が劇場公開、原点はここにある!

踊り出すようなサウンドだった、映画「ゴーストバスターズ」

もらったばかりのお年玉を持って、気になる男の子が混ざった仲良しグループと、映画館へ遊びに行った小学6年生の冬休み。

開演のブザーがなり、あたりが真っ暗になる。いかにもお化けが出てきそうなヒュ~ウ~という効果音と、スクリーンに映し出される古びた図書館。不意に図書カードが宙をパタパタ舞い、その中を逃げまわる女性のギャ~!! という悲鳴。

いよいよか! っていうときにキタものは、血を垂らしたお化けの恐怖映像でも、男の子の手や肩が触れたドキドキでもなく、心がウワーっと踊り出すような「ゴーストバスターズ」のサウンドだった

このサウンドがあまりに強烈だったのか、残念ながら淡い恋の行方は完全に記憶から抜け落ちている。

残っている思い出は、はじめて洋画を観た記念すべき日に、はじめて洋楽をカッコイイ!と感じ、はじめてお小遣いでレコードを買ったドキドキ感と、ワクワクしながら家に戻り、レコードをリピートしながら掃除機を捕獲装置にみたて、ゴミの捕獲(お掃除のお手伝い)を楽しんだこと。

同名のテーマソング、歌うはレイ・パーカー・Jr.

あれから38年。2月4日にシリーズ最新作『ゴーストバスターズ / アフターライフ』が公開されるということで、ふと、肝心なストーリーを忘れていたことに気付き、先日、動画配信サービスで1作目の「ゴーストバスターズ」を鑑賞してみる。

大人になれば、脚本に隠れた深イイ話も読み取れるのでは? と思いながら観てみると、ひたすら楽しく可笑しく、クライマックスもマシュマロマン弱すぎ~ という落ちで終わる、つっこみどころ満載の王道コメディだった。けれど、知人の「誰も傷つけない映画」という言葉は、チョイいい話。

そして、レイ・パーカー・Jr. の歌うテーマソングは、相変わらずカッコイイ。

タラタッタタッタッター
タラタラタッタッター
フユゴナコール?
ゴーストバスターズ!

と、ふいに盛り上がった気持ちのやり場に困ったが、この陽気なフレーズは、今聴いても何かがはじまりそうで、ワクワク感が止まらなくなる。フユゴナコール? ということで、友人にでも電話してみるか。

※2016年8月18日に掲載された記事をアップデート

カタリベ: ともみ

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