加藤諒、小池徹平、田中直樹が「おはなしのくに」で名作を一人芝居で表現

加藤諒、小池徹平、田中直樹が、NHK Eテレで2月7・21日、3月7日の「おはなしのくに」(午前9:05)に出演する。

同番組は、世界に語り継がれてきた名作を、俳優が一人芝居で演じる、幼稚園・保育所から小学校3年生に向けた、放送開始から32年目を迎える教育番組だ。アニメや映画では見たことがあっても、「原作は読んだことがない」という子どもが増えている教育現場の声に応え、“海外の名作シリーズ”を放送する。

7日は、加藤諒が出演するイソップ童話「田舎のねずみと町のねずみ」。加藤が田舎のねずみと町のねずみを熱演する。加藤のキレのあるダンスと歌のシーンが見どころだ。

加藤は、「『おはなしのくに』は子どもの時に見ていた作品なので、今回出演することができて、とてもうれしかったのと同時に、偉大なる先輩方が演じられてきたバトンを受けとるというプレッシャーもありました。しかし、撮影時はかわいい衣装や照明、おいしそうな食べ物の中で演じることが楽しく、夢中になっていました」と感想を伝え、「ご覧になる子どもたちには、歌・ダンス・芝居で盛りだくさんの『田舎のねずみと町のねずみ』を見て、自分もねずみくんたちの住む世界にいる気持ちになっていただけたらうれしいです。今回、大人になった僕でもあらためて気付かされることもありましたので、この物語から学ぶ教訓やメッセージを皆さまにも受けとっていただけたらと思います」とメッセージを寄せている。

21日は、小池が出演する「星の王子さま」。真の絆、友情とは何かを考えるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作で、小池が王子さまとキツネを歌い分け、見事なハーモニーを披露するオリジナル楽曲が注目となる。

小池は「今回は『飛行士・キツネ・王子』の3役を演じさせていただきましたが、一人三役って普段なかなかないので貴重な経験でしたし、非常に楽しかったです。僕も子どもが2人いて、いつかは子どもたちのための番組をやりたいなとずっと思っていたので、演じ分けは難しいながらも見てくれる大勢の子どもたちを想像しつつ演じました。もちろん自分の子たちにも絶対に見せたいと思っています」とコメント。

そして、「『大切なものは目に見えない、心で見るんだよ』って、そうだなって思うけどなかなか難しい。子どもたちがこの内容に触れて、どう感じるだろうということに対してすごく興味があります。固定観念に縛られず、子どもの時期にいろいろなお話に触れて、いろいろ想像を膨らませてほしいなと思います」と呼び掛けている。

また、3月7日は、グリム童話の「金のがちょう」を田中が演じる。他者への思いやりや優しさを持ち続けることの大切さをユーモアたっぷりに描いた作品を、田中が一人九役で演じる。

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