冬キャンプのテントはコレを選べば間違いなし! シーンやスタイル別におすすめ商品をご紹介

焚き火が楽しい季節といえば冬ですね。冬キャンプへのワクワクとともに押し寄せる寒さへの恐怖……!冬キャンプを楽しむためには徹底した防寒対策が必須です。そこで今回は、冬の防寒対策として最も重要なポイントのひとつである「テント選び」について解説していきます!人数別のおすすめテントも参考にしてください。

冬キャンプでは専用テントを使わなきゃいけないの?

ライター「青川峽CP マッキー」撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17499103/p5

冬キャンプで「寒くて眠れなかった……」という失敗はキャンプあるある。

暖房設備や寝具はもちろんですが、居住空間であるテント選びを誤ってしまうと、冷気がビュンビュン吹き込んで凍えたり、結露でシュラフがびっしょり!なんてことも。

そこで冬用のテントを選びたいところですが、テントは主に3シーズン用と4シーズン用に分かれており、「冬キャンプ用」と謳っているテントはほとんどないんです。

4シーズン用の中から、これからお伝えするいくつかのポイントをチェックして選ぶと良いですよ。

冬キャンプにぴったりなのはこんなテント! 選び方のポイントをチェック

冬キャンプのテント選びは、以下のポイントをおさえればバッチリです!

冬テントの選び方ポイント①:【素材】コットンやTC素材(ポリコットン)を選ぶ

ライター「いく子」撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17301803

冬キャンプの天敵「結露」対策には、結露に強い素材のテントを選ぶことが有効です!

冬キャンプにおすすめの素材はこちら。

  • コットン
  • TC素材(=T/C、ポリコットン)

TC素材はコットンとポリエステルの混紡生地で、コットンの良さを活かしつつ、軽量で水に強く使い勝手の良い素材です。

コットンとTC素材に共通する特徴として、

  • 通気性に優れている
  • 結露しにくい
  • 火の粉に強い

などがあるので、焚き火をしたり暖房器具を使用したり、結露しやすい冬キャンプには最適な素材と言えます。

冬テントの選び方ポイント②:【通気性】ベンチレーションがあるものを選ぶ

結露や暖房器具による一酸化炭素中毒の予防に、ベンチレーション(通気口)が付いているかも確認しましょう!

テント内に外気を入れると寒くなってしまいますが、安全で快適な冬キャンプにするために換気は欠かせません。

冬テントの選び方ポイント③:【冬仕様の構造】スカートや煙突穴があるものを選ぶ

ライター「Rin」撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17319483

テント内で薪ストーブを使用する人は、煙突穴があるテントがおすすめ!

また、フライシートの下方に「スカート」が付いているか確認しましょう!

スカートはテントの裾と地面を繋いで、外からの冷気や雨、虫などの侵入を防ぐ役割がありますので、冬キャンプの防寒対策に効果的です。

冬テントの選び方ポイント④:【スペース】暖房器具を置く広さのあるものを選ぶ

暖房器具や防寒グッズなど、気候の良い季節に比べて荷物が増える冬キャンプ。

ストーブを配置することを考えて、余裕を持ったサイズ選びをしましょう!

特に小さなお子さん連れのご家庭は、ストーブ周辺で転倒する可能性も考慮して十分なスペースを確保しておきたいですね。

▼こちらの記事では、冬キャンプにおすすめの薪ストーブとカセットボンベストーブを紹介しています!

【ファミリーキャンプ(4~6人)向け】冬キャンプにおすすめのテント

ファミリーでの冬キャンプでは、お子さんが風邪を引かないように暖かな居住空間を作ってあげたいところ。冬キャンプに適したテントを選びましょう!

素材にこだわるあなたに!『ティンティピ/ジルコン CP』

ティンティピのワンポールテント『ジルコンCP』は、ティンティピテントの中間モデルです。

コットンとポリエステルの混紡素材Cotpolmex C.を使用し、快適性にこだわったキャンバス風テント。北欧ならではの雰囲気のある佇まいが素敵です!

サイズは4展開。ファミリーでゆったりくつろぐには9か15がおすすめです!

【おすすめポイント】

  • 通気性◎
  • 設営が簡単

【ちょっと気になるポイント】

  • 価格が高い

◆実際に使っている人の口コミもチェック◆

煙突穴あり!質感高い『ローベンス/クロンダイク』

ライター「え〜ちゃん」撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17487139

独自開発のハイドロテックスポリコットン素材を使用し、快適性にこだわったベル型テント、ローベンス『クロンダイク』

夏は涼しく、冬は火や結露に強く暖かく過ごせます。

煙突穴や大型のベンチレーションといった冬に必要な機能が備わっており、快適性は抜群!質感の高さやデザインも魅力です。

薪ストーブ派で、テントに快適性と上質感を求めるキャンパーにおすすめのテントです。

【おすすめポイント】

  • 通気性◎
  • 設営が簡単
  • 質感高くオシャレ!
  • フロアシートの耐水圧は10,000mm!

【ちょっと気になるポイント】

  • 重い

▼こちらの記事でレビューしています!

オシャレ度はピカイチ!『ノルディスク/アスガルド 12.6 』

ノルディスクは、デンマーク生まれのアウトドアブランド。おしゃれキャンパーに人気の『アスガルド』は、快適な冬キャンプの強い味方!

コットン製テントが多いノルディスクですが、アスガルドは使い勝手の良いTC素材を使用し、価格も重量を抑えられています。3サイズ展開で、ファミリーには12.6がベスト

ワンポールで設営簡単、居住空間は広々!抜群の存在感を発揮するキャンプサイトの主役級テントです。

【おすすめポイント】

  • TC素材を使用
  • 北欧風の独特な風合いがオシャレ!

【ちょっと気になるポイント】

  • 重い
  • ペグ打ち本数が多め

▼おしゃれなテントサイトにおすすめのニトリのアイテムはこちらから!

ハピキャン読者にも大人気!『ロゴス/ドゥーブル XL』

ハピキャン読者アンケート「2021年最も買ってよかったキャンプギアランキング」で5位にランクインした『ロゴス/ドゥーブル XL』も冬キャンプで使用可能です!

ベンチレーションやスカートを備え、ツールームテントならではの広いリビングでゆったりくつろげますよ。

ロゴス独自のPANEL SYSTEMを搭載し、湾曲したタープの形状は雨や雪だまりに有効です。

【おすすめポイント】

  • ファミリーに人気のツールームテント
  • PANEL SYSTEM搭載
  • 広々とした居住空間

【ちょっと気になるポイント】

  • ワンポールテントに比べて設営が大変

◆実際に使っている人の口コミをチェック◆

▼こちらの記事で『ロゴス/ドゥーブル XL』が5位にランクインしております!

結露しないハイスペックテント!『スノーピーク/ ランドブリーズPro.4』

スノーピーク『ランドブリーズPro.4』は、オールシーズン対応で耐久性に優れた上級モデル。スカートは付きませんが、冬キャンプでも快適に過ごせるハイスペックテントです。

ボトム生地の耐水圧は10,000mmミニマム!雨や雪が染みてくる心配は不要です。

レビューには「結露しない!」と満足度の高い声が多数。ソロにはPro.1、デュオにはPro.3、ファミリーにはPro.4がおすすめです!

【おすすめポイント】

  • 4シーズン対応の上級モデル
  • 頑丈で耐久性◎
  • 通気口が多く結露しない

【ちょっと気になるポイント】

  • スカートはナシ

◆実際に使っている人の口コミをチェック◆

【デュオキャンプ(2~3人)向け】冬キャンプにおすすめのテント

続いて、2〜3人のデュオキャンプにおすすめのテントを紹介します!

ハードな環境の登山にもOK!『ザ・ノースフェイス/ブイイー 25』

4シーズン極地対応の『ノースフェイス/ブイイー25』は、雪山登山などの過酷な環境にも耐えうるハイスペックなエクスペディションテント!

軽量でありながら耐久性のあるクロスポールは強風にも負けず、登山者や冒険者の力強い味方です。

広い前室に加え、後ろ側にも荷物置きスペースがあり、中には大人3人で寝られる広々とした空間が広がります。

【おすすめポイント】

  • 耐風性&通気性◎
  • 極地対応の4シーズンモデル

【ちょっと気になるポイント】

  • 高さは低め

安定感抜群の最強テント!『ヒルバーグ/スタイカ』

「最強のテント」との呼び声も高いヒルバーグ『スタイカ』

独自のケルロン生地を使用し、耐久性は普通のテントの6倍!極地はもとより、オールシーズンどんな環境にも対応する万能テントです。

自立ポールで安定感は抜群!極めてシンプルでありながら難しい条件でも設営可能です。

多くの山岳登山家やスキー旅行者といった冒険家からの支持を獲得しており、ハードな環境下でテント泊する方にもっともおすすめしたいテントです!

【おすすめポイント】

  • ハードな環境下にも対応
  • 設営が簡単な自立式
  • 軽量
  • 耐久性◎

【ちょっと気になるポイント】

  • 高さが105cmで低め
  • 価格が高い

【ソロキャンプ(1人)向け】冬キャンプにおすすめのテント

ソロキャンパー向けには3つのおすすめテントをご用意しました!

冬キャンプの大定番!『テンマクデザイン/サーカスTC DX』

夏は涼しく、冬は暖気を逃さずポカポカ過ごせるTC素材のワンポールテント、テンマクデザイン『サーカスTC DX』。設営が簡単なので、カッコよくキメたい初心者キャンパーにもおすすめ!

一世を風靡した『サーカスTC』とスペックは変わらず、前室として使えるサイドフラップが付いてより使いやすくなっています。

【おすすめポイント】

  • 設営が簡単
  • 遮光性抜群で結露しにくいTC素材

【ちょっと気になるポイント】

  • サーカスTCを含め人気商品のため、キャンプサイトで被りやすい

無骨なパップ型ソロベース!『バンドック/ ソロベースEX』

ライター「いち」撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17477540

『バンドック/ソロベースEX』は、TC素材を使用した無骨なパップテント!冬キャンプを楽しみたい無骨系ソロキャンパーに人気です。

下からの冷気をカーテンがシャットアウトし、サイドウォールが雨風を防ぎます。

質感が高く耐久性にも優れているので、機能とカッコよさを求めるソロキャンパーにおすすめです!

【おすすめポイント】

  • TC素材で快適
  • 広々とした居住空間

【ちょっと気になるポイント】

  • 高さが110cmで低め

こちらの記事でレビューしています!気になった方はチェックしてください。

軽量で煙突穴あり!デザイン秀逸!『YOKA/TIPI( ティピ)』

ヨカ『TIPI(ティピ)』は、2キロ台の軽量ティピー型ツーリングテント。

薪ストーブ用の煙突穴があり、薪ストーブ派のソロキャンパーにおすすめです。定員は2名ですが、ストーブを設置するとソロが良さそう。

カッコいいシルエットと質感に魅了されるソロキャンパーは多数。光の加減によって緑や茶色に顔色を変え、自然の中に馴染みながらもよく映えます!

ただしナイロン製のため結露するとの口コミも……。このあと結露対策について解説しますので、対策しながら使用してみてください。

【おすすめポイント】

  • 軽量
  • 煙突穴あり
  • カッコよく個性的なデザイン

【ちょっと気になるポイント】

  • 結露しやすい

冬キャンプは結露に注意! テントを長持ちさせるための対策を知ろう

冬キャンプでは、寝て起きたらシュラフや荷物がびっしょり!なんてことが起こります。

結露に強いコットンやTC素材のテントを使用した上で、さらに対策を講じてできる限り結露を防ぎましょう!

結露対策1:定期的に換気をする

結露が起こるのは、外気温とテント内温度との差が原因。ベンチレーションを開放し、たまに出入り口を開けるなどして、テント内の温度を下げてあげましょう。

冬場の換気は、一酸化炭素中毒の対策にも有効です。

結露対策2:インナーシートとフライシートを密着させない

筆者撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17438030

インナーテントとフライシートがくっついてしまうと、直接インナーテントが冷やされて結露しやすい状態になります。

そこで、空気が通る空間を作るのが重要なポイント。

これは、フライシートを設営する際にテンションをかけてピンと張ることで解決します!

結露対策3:濡れたところはしっかりと拭く

対策をしていても防ぎきれない結露……。

そんな時は、タオルなどで水分を拭き取ってあげてください。

帰宅後のメンテナンス:しっかりと乾燥させる

結露して湿った状態のテントは、帰宅後にしっかりと乾かしましょう!

使用後に濡れた状態で保管すると、カビが繁殖したり、生地を痛める原因となります。

大切なテントの寿命を延ばすためにも、使用後のメンテナンスをお忘れなく!

冬キャンプではテント選びだけでなく防寒対策にも工夫を!

ライター「舟津カナ」撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17503460/p2

冬キャンプの防寒対策は、テント選びの他にもたくさんあります!

たとえば、、、

  • 冬用のシュラフを使用する(2枚重ねも効果的!)
  • 地面からの冷気をシャットアウトする工夫をする
  • 体温調節のしやすい重ね着をする
  • 薪ストーブや石油ストーブなどで暖を取る
  • 電気毛布やホットカーペットを使用する
  • 湯たんぽやホッカイロなどの温め系ギアを活用する

ハピキャンでは、冬キャンプ関連の記事を多数ご用意しておりますので、ぜひ参考にしてください!

冬キャンプ対策はテント選びから! 万全な防寒対策で快適な冬キャンプを!

冬キャンプは何よりも防寒対策!その重要なポイントのひとつとして、冬キャンプのテント選びとおすすめのテントについてお伝えしてきました。

すでに持っているテントを工夫して使うのも良いと思いますが、これからテントを選ぶ方は参考にしてみてくださいね。

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