太田光、元東京都知事で作家の石原慎太郎さんは「とっても魅力的な人だった」

6日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)で、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、1日に死去した元東京都知事、作家の石原慎太郎さんと共演したときのエピソードを語った。

番組の「ニュースサンジャポ+PLUS」のコーナーで石原さん死去のニュースを扱った際に太田は「僕も何回か共演させてもらいましたけど、基本的に俺と石原さんの考え方は全然交わらないので、その都度ギャンギャン言うんだけど、あの~、なんというのかな、ちゃんとマトモに聞いてくれる。ただ、一向に平行線なんですけど」と思い出を語った。

その聞こうとする姿勢が太田には印象的だったようで「『バカヤロウそんなことねえよ!』って言いながらも、どういうことをコイツは言おうとしてるんだろう‥というのは聞いてくれるイメージはあったし、オフになったときは雑談もしましたしね」と話し、「考え方はちょっと違うな~、いつもこの人は苦手だな~と共演する度に思ってたけど、決して人間として、あの~、嫌いだった訳ではないし、とっても魅力的な人だった」と石原さんの人たらし的な要素に言及したのだった。

石原さんの親友で2011年に亡くなった立川談志さんにも石原さんの人柄については「いいヤツ」と聞いていたとのこと。談志さんが晩年にガンを患った際は、「俺がいい医者を紹介してやるよ」と、土砂降りの雨のなか側近も連れずにひとりで石原さんが待っていたという話も聞いたそうで、太田は「『そういうとこあるんだよ』って言ってたのが印象的でしたね」と回想した。

ただ、苦手なところはあったということで太田は「でもかなりね、厄介な爺さんでしたよ(笑)」と明かし、笑いを誘い。相方の田中裕二が「暴走老人って自分でもおっしゃってましたしね」と返すと、「俺も暴走芸人だから」と言ったのだった。

なお、石原さん死去のニュースが出た直後、SNSでは、社民党の大椿ゆうこ副党首や政治学者などの著名人が、石原さんを強い調子で猛批判するなどして、一部では「死者にムチ打つ行為」なのではと批判が出ている。

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