【タナックス】キャンプツーリングの定番!キャンピングシートバッグ2【ギアレビュー】

こんにちは、もめです。今回は、バイクでのキャンプツーリングの定番バッグとも言える、タナックスの『キャンピングシートバッグ2』のレビューです。細かいところの使い勝手の良さに思わずうなってしまうようなシートバッグなので、バイク用のキャンプバッグを探しているという人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

愛車があっという間にキャンプ仕様に! 大容量が嬉しいタナックス『キャンピングシートバッグ2』

筆者撮影 画像は「アクティブオレンジ」

タナックス(TANAX)の『キャンピングシートバッグ2』は、バックルとベルトでバイクへ固定する方式のシートバッグです。

59〜75 リットルと大容量なスペック。さらに、ベルトを括れるフレームとリアシートがあるバイクなら基本的にどんなバイクにも取り付けられる嬉しい仕様により、愛用者の多い商品です。

バイク乗りにとって、そしてキャンパーにとっても嬉しい仕組みが盛りだくさんで、それらを活用するだけでなんだか楽しい気分になれるシートバッグですよ!

固定ベルトで簡単取り付け! 収納力抜群なタナックス『キャンピングシートバッグ2』の収納力をレビュー

筆者撮影

早速、キャンピングシートバッグ2の詳細を紹介していきます。

キャンピングシートバッグ2の魅力は主に収納力・使い勝手・取り付けやすさの3点です。

拡張も可能で抜群の収納力を持ったシートバッグ ソロキャンプには十分なサイズ感!

まずは気になる収納力を見ていきましょう。キャンピングシートバッグの収納は主に4つのブロックに分けられています。

【収納1】メイン収納

筆者撮影 真ん中からがばっと空きます

メイン収納は真ん中にどでかくある収納スペースです。

ほぼ長方形の形をしており、キャンプ道具をテトリスのようにパッキングしやすい構造になっています。

私は、テントや寝袋、ほとんどのキャンプ道具をこのメイン収納スペースへ入れています。

筆者撮影 綺麗に収納できると気持ちよい

メイン収納内には型崩れ防止の樹脂製フレームが仕組まれており、この樹脂製フレームがパッキングのしやすさに貢献しています。

また、このメイン収納、両サイドのチャックを開けることで左右に10cmずつ拡張可能です。

筆者撮影 両サイド10cmはかなりの拡張

キャンプの帰り道、なぜか入りきらなくなった荷物にもしっかり対応できますね(笑)

【収納2】両サイドポケット

筆者撮影 左右に少し小さめのポケットが

キャンピングシートバック2の両サイドには、まるで小さいバッグのようなポケットが取り付けられています。

ポケットにはマチがあり、中にメッシュポケットもあるので細かい荷物を入れるのにぴったりです。

また、この2つのサイドポケットは、バイクに乗っているときの休憩中等にもアクセスしやすい位置にあるので、ツーリング中によく取り出すものを入れておけます。

私は、アルコールスプレーやスマホの充電器、温泉に寄った時のタオルなどを入れておくことが多いですね。

また、両サイドポケットのうちの1つは取り外しが可能なので、バイクを離れるときのセカンドバッグとしても活用できます。

【収納3】巾着袋型収納

筆者撮影 メインポケットの上に袋がついている

メイン収納の中蓋の上には、巾着型の収納が付いています

一番外側の蓋とメイン収納の中蓋に挟まる形になっているこの収納は、容量がかなり大きいのにも関わらず、メイン収納に干渉しないのが魅力です。

自由度の高い巾着型なので、旅先で急に増えた荷物や衣類、食材などの収納にぴったり。

私はよく、キャンプ場へ行く前の食材の買い出しにこの収納を活用しています。

筆者撮影

多少かさばるものでも仕舞えてしまうのが嬉しいポイント。2Lペットボトルなんて余裕です。メイン収納とは別に大きな収納があることで、買い出しの自由度がアップしますね。

【収納4】外側ホールディングコード

筆者撮影 走行中落下しないように注意

メイン収納の外蓋の上部には、衣類などを括り付けられる伸縮性のあるコードも実装されています。

バイクに乗っていると、気温の変化が激しく上着を脱ぎ着することも少なくありません。そんな時にここに括り付けておけるのはかなり嬉しいです。

また、Dリングもついているため、カラビナやゴムネット等を使用してさらに収納を拡張することだって出来ちゃいます。

こんな風に旅先でのいろんな状況に対応できるのが、タナックスのキャンピングシートバッグ2の魅力です。

キャンプなどでの使いやすさがしっかり考えられている! タナックス『キャンピングシートバッグ2』の魅力

タナックスのキャンピングシートバッグ2には、たくさんの収納があることがわかっていただけたと思います。しかし、キャンピングシートバッグ2の魅力は収納の多さだけではありません!

実際にキャンプやツーリングで使用するときのことをとことん考えて作られた、細かい工夫がたくさんあるんです。私が特に活用しているポイントを3つ紹介しますね。

【ポイント1】思ったよりもよく使う「サイドの出し入れ口」

まず紹介するのが、キャンプ場での設営や撤収時に嬉しいサイドについている出し入れ口です。

筆者撮影 本当に便利

メインポケットは上から開けてアクセスできる他に、両サイドに付いている大きな出し入れ口からもアクセスできるんです。

両サイドからメインポケットにアクセスできることによって、設営・撤収時にはバイクにバッグを乗せたまま道具を出し入れできますよね

さらに、両サイドの出し入れ口からは、上の口からは取り出しにくい、奥に入っている道具を簡単に取り出すこともできるのです。

私は、このサイドの出し入れ口からすぐにアクセスできる位置に、テントなど最初に設営したいものをパッキングしています。そうすることで、バッグの中身を全部取り出さずとも設営ができるようになりますよ!

筆者撮影 バイクに乗せたままでも、簡単にメイン収納にアクセス可

バッグを降ろさずに設営ができるようにもなるので、バイクを横付けできるオートキャンプ場などでは利便性がかなりアップします。

【ポイント2】大きなマットの固定もお手のもの「ホルダーベルト」

後方についているホルダーベルトも、キャンプのときには大活躍します。

筆者撮影 マットはかさばるが軽いので、外付けでも比較的安心

キャンプ道具の中ではかさばりがちなクローズドセルマットなどを、確実にしばりつけて置けるのはかなり嬉しい

徒歩キャンプを始めたばかりの頃に、リュックにどうやってクローズドセルマットを括り付けようか悩んだ思い出があるので、余計にこのホルダーベルトのありがたみを感じます。

【ポイント3】防水性も◎急な雨にも対応できる「レインカバー」

筆者撮影 高ボッチ高原で撤収時に暴風雨に襲われた思い出(地獄)

バイクに乗っているときには、急な雨に見舞われることもあり、防水性が気になるところ。残念ながら、キャンピングシートバッグ2はバッグ自体には防水性能がありません。

しかし、雨天時用のレインカバーが付属しています。

カバー単体の固定性能は頼りないので、外からネットなどを括り付ける必要があります。とはいえ、この大きなバッグに対応したレインカバーが付属しているだけでありがたいものです。

筆者撮影 雨からキャンプ道具を守る

タナックス『キャンピングシートバッグ2』は取り付けも簡単! 運転中にずれない工夫がバッチリ

キャンピングシートバッグ2は、底面から4か所と後方に1か所の合計5か所のベルトでバイクにバッグを固定します。

まず、底面の4か所はバイクのフレームなどにループを通して、バックルをシート側に出します

※下の画像は、バッグを使っていないときにもバックルをとめておける接続バックルを取り付けている状態です。

筆者撮影 画像は、シートバッグを載せていないとき。4隅のフレームにバックルを括ります。眼鏡は気にしないでください。

リアシートにバッグを載せたら、バックルを4か所すべてバッグへ止めて、固定はほぼ完了。左右前後から、リアシートにバッグが固定されました。

筆者撮影 前と後ろ2か所ずつ

そして最後に、後ろからもベルトをのばし、ナンバープレートなどに引っ掛けます。これにより、バッグが前にズレ落ちてくるのを防ぎます

筆者撮影 わかりにくいですが、矢印の先の黒いベルトでバッグを後ろに引っ張っています

取り付けはこれだけ。バイクになにか特別な装備を付ける必要はありません。

また、バッグの底面は柔らかく、滑りづらい素材になっているので、運転中に動いてしまう心配もありません。高速道路でもばっちりです。

筆者撮影 真ん中の部分は少しざらざらしていて柔らかい素材になっています。すべらない

他にも、ガイドループがついていたり、バックル破損時の予備ベルト部がついていたりと、知れば知るほど感心してしまう工夫点がたくさん。

かゆいところに手が届くような工夫は、タナックスのキャンピングシートバッグ2ならではの魅力ですね。

▼取り付け方をさらに詳しく知りたい方は公式サイトの動画もチェック!

ツーリングキャンプをしたい人には最適! タナックス『キャンピングシートバッグ2』をおすすめする人

バイクでのキャンプを考えている人にぴったりなタナックスのキャンピングシートバッグ2ですが、特に以下のような人にはおすすめしたいですね。

これがあれば間違いなしなキャンプ用シートバッグを探している人

筆者撮影 ツーリングキャンプがしたいなら間違いなし

とにかく「これを買っておけば間違いなし!」というようなキャンプ用のシートバッグを探している人には、タナックスのキャンピングシートバッグ2がぴったりです。

容量は十分で、取り付けられるバイクも幅広い。使い勝手も抜群なので「とりあえずバイクでキャンプがしてみたいんだよね」という人には全力でおすすめします。

また、拡張機能等も豊富なため、装備が定まっていない初心者キャンパーにもおすすめしたいですね。

バイクで旅がしたい人

筆者撮影

バイクでのキャンプはもちろん、バイクで旅がしたい人にもキャンピングシートバッグ2はおすすめです。

拡張機能が豊富なことや、外付けのループなどが豊富なこと。また、両サイドにポケットがある点や、サイドからメインポケットへアクセス可能な点など、キャンピングシートバッグ2は移動しながらでも使いやすい工夫がたくさんされています。

取り付け・取り外しが簡単なので、旅のあいだ、宿などに泊まる際には非常に重宝します。私も2泊3日や4泊5日のバイク旅では、キャンピングシートバッグ2に大変お世話になりました。

バイクで旅がしてみたい人にとって、キャンピングシートバッグ2は良い旅の相棒になること間違いなしです。

購入前にしっかりチェックして! タナックス『キャンピングシートバッグ2』をおすすめしない人

キャンピングシートバッグ2には、とても便利で良いバッグだからこそのマイナスポイントも存在します。

キャンピングシートバッグ2をおすすめできない人についてもまとめてみました。

あまり人と被りたくない人

筆者撮影 まあまあ被る

記事のタイトルにもなっている通り、タナックスのキャンピングシートバッグ2は「定番」のシートバッグ。

そうなんです、とても良いバッグゆえに、とても被ります。

キャンプツーリングオフ会に参加したら、「自分の他にもう1人キャンピングシートバッグ2を使っている人がいる!」なんてことがざらです。そのため、あんまり人と被りたくない人にはおすすめしません

紐やベルトでごちゃごちゃさせたくない人

今回、タナックスのキャンピングシートバッグ2の多機能な面を主に魅力として紹介してきました。

しかし、多機能だからこそ、バッグ自体が少しごちゃごちゃした印象になっている感じも否めません。

良い意味で泥臭く旅っぽい、悪い意味だと少しうるさいイメージを持たれるかもしれません。

「バイクのスタイルと合わせて、デザインを重視したい…!」なんて人は、自分のバイクとマッチするかどうか想像してから検討してみるのがおすすめです。

堅牢性・盗難防止を重視したい人

キャンピングシートバッグ2は比較的固めな素材ではありますが、あくまでソフトなバッグ。ハードボックスタイプのキャリアに比べると堅牢性が劣ります。

転倒時は、道具にダイレクトにダメージがあるでしょうし、中の荷物を盗もうとすれば切り裂くことも可能です。

また、鍵をチャックに掛けることは可能ですが、バッグはバックルでバイクに取り付けているだけなので、簡単に外れてしまいます。

丈夫さや盗難等の安全性を重視する場合は、やはりバイク自体にキャリアを取り付ける方がいいのかもしれません。

タナックスのキャンピングシートバッグ2の評判・口コミ

タナックス キャンピングシートバッグ2はキャンプツーリングのために作られた最高のシートバッグ!

筆者撮影

今回は、私も愛用しているタナックスのキャンピングシートバッグ2を紹介しました。

収納性や便利な仕掛けなど、「キャンピング」の名を冠しているとおり、バイクでキャンプへ行くために作られているバッグでした。

実際に使ってみるとわかる良さがちりばめられているので、気になっている人はぜひ実際に手に取って、その良さを体感して欲しいと思います。

キャンプや旅の相棒として、タナックスのキャンピングシートバッグ2をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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