神奈川県は8日、県内全域に適用中で13日に期限を迎える新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置の延長を政府に要請した。
黒岩祐治知事は8日の会見で、「県内の新規感染者数はまだピークアウトが見通せない。今ここで緩めることは難しい」とし、重点措置を「延長せざるを得ない」と言及した。延長された場合は引き続き県内全域を対象に、飲食店への営業時間の短縮などを要請する考えを示した。
同日には東京、埼玉、千葉の各都県の知事と連名で、政府に新変異株「オミクロン株」の特性に応じた対策を取るよう求める要望書を提出。社会機能の維持と重症化リスクの高い人を守ることに重点を置くよう求め、重点措置の解除の考え方などを含め政府の基本的対処方針で明示するよう要望した。