ジャイアンツが現地5月7日に「バスター・ポージー・デー」を開催へ

ジャイアンツは現地時間5月7日に本拠地オラクル・パークで行われるカージナルス戦で「バスター・ポージー・デー」を開催することを発表した。ポージーはジャイアンツを3度のワールドシリーズ制覇に導いた名捕手だが、昨季終了後に現役引退を電撃発表。「バスター・ポージー・デー」の開催により、ジャイアンツのファンは球団史上最高の捕手への感謝を示す機会を与えられることになった。当日は試合前に表彰式が行われるほか、記念品の配布など様々なイベントが予定されているという。

現在34歳のポージーは2008年ドラフト1巡目(全体5位)指名でジャイアンツに入団し、翌年に早くもメジャーデビュー。2010年は打率.305、18本塁打、67打点、OPS.862の好成績で新人王に輝き、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。2011年は本塁での交錯プレーにより重傷を負い、長期欠場を強いられたが、これが「コリジョンルール」導入のきっかけに。2012年は完全復活を遂げて打率.336、24本塁打、103打点、OPS.957という自己最高の成績を残し、首位打者とMVPに輝いたほか、2年ぶりのワールドシリーズ制覇も成し遂げた。

その後も正捕手として安定した活躍を見せ、2014年には直近5年間で3度目となるワールドシリーズ制覇。2012年のマット・ケイン、2013年のティム・リンスカム、2015年のクリス・ヘストンと3度のノーヒッターも経験した(ケインは完全試合)。2020年は新型コロナウイルスのパンデミックのなかで出場辞退を選択したが、昨季は打率.304、18本塁打、56打点、OPS.889の好成績でカムバック賞を受賞。メジャー12年間でオールスター・ゲーム選出7度、シルバースラッガー賞5度、ゴールドグラブ賞1度といった輝かしい実績を残した。

現在、ジャイアンツはウィル・クラークの背番号「22」が永久欠番となることを記念して22試合のチケットをパッケージで販売中。このパッケージを購入すれば、確実に「バスター・ポージー・デー」のチケットを入手できる(現地時間2月18日から1試合ごとのチケット販売もスタート)。殿堂入り候補にも挙げられるポージーの背番号「28」がクラークの「22」に次いで永久欠番となる日もそう遠くはないだろう。

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