〈2022北京五輪〉スノボ女子ハーフパイプ 冨田せな選手銅、るき選手5位 歴史的快挙に歓喜 全日本ウィンタースポーツ専門学校

 北京冬季五輪スノーボード女子ハーフパイプで、妙高市出身の冨田せな選手(22)が銅メダルを獲得、冨田るき選手(20)が5位入賞した10日、姉妹の母校である全日本ウィンタースポーツ専門学校(同市原通)は喜びに沸いた。

画面越しに応援し、拍手を送る(10日、全日本ウィンタースポーツ専門学校)

 同校では9日の予選と同様に、両親や在校生、教職員約20人がエントランスホールに集い、10日の決勝を観戦した。果敢に挑んだ難度の高い技が成功すると、ひときわ大きな拍手を送った。

 競技終了後、父・達也さん(45)は「日本を代表してメダルを取ったことはうれしい。るきもやりたいことをしっかりできたと思う。『お疲れさま』『おめでとう』と声を掛けてあげたい」。

 母・美里さん(45)は「スノーボードが好きで、やり切った結果。二人とも攻めていた」と話し、「けががなくて本当に良かった」と安どした。

メダル確定後、涙を拭う美里さん(同)

 同校スノーボードメインコーチの滝沢光さん(32)は、同校出身のせな選手を指導したことがあり、在学中のるき選手を指導する。「歴史的快挙だと思う。感動した」と率直に語った。

 在校生の川又大悟さん(23)は「すごいとしか言いようがない。俺らも頑張ろうという気持ちになった」と話していた。

 せな選手は2度目の五輪でメダリストとなり、るき選手は初出場で入賞を果たした。

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