北京冬季オリンピックのスノーボード・ハーフパイプ女子決勝が10日、北京北西部の河北省張家口市・雲頂スノーパークで行われ、妙高市出身の冨田せな選手(22、チームアルビレックス新潟)が同種目日本人初のメダルとなる銅メダルを獲得した。妹のるき選手(20、チームJWSC)も5位に入賞した。
前日の予選を5位で通過したせな選手は、決勝1回目で86・00の高得点をマーク。2回目もフロントサイド1080(横3回転)などを決め、88・25と得点を伸ばした。
競技後、テレビ中継のインタビューに「びっくりしている。とてもうれしい」と話し、目に涙をにじませた。初出場のるき選手も5位と健闘し、「二人で一緒にずっとやってきて、この舞台で滑られて良かった」と喜び合った。
優勝は1回目に94・00点をマークしたクロイ・キム選手(21、米国)で、2連覇を果たした。
◇市民に多くの感動
妙高市・入村明市長コメント 冨田せな選手の女子ハーフパイプ競技における初となる銅メダルの獲得、冨田るき選手の初出場での5位入賞、誠におめでとうございます。ご本人の素質とたゆまぬ努力、そして、ご両親をはじめ、関係者の皆さまの大きな支えが実を結んだ結果だと思います。妙高市民、そして国民の皆さまに多くの感動を与え、元気を頂きました。今後、ますますのご活躍を期待しています。