「はまっこ電気」好調 脱炭素へ一役 京急は横浜駅など19駅で導入

「はまっこ電気」を導入している上大岡駅のホーム(京浜急行電鉄提供)

 横浜市と連携して昨年11月にスタートした東京電力エナジーパートナー(東京都)の新電気プラン「はまっこ電気」が好調だ。2月8日までに市内企業8社が導入したほか、導入予定の企業や関心を寄せている企業も複数あるといい、同社の担当者は「『こういう取り組みを待っていた』という声がとても多い」と反響の大きさに驚いている。

 市によると、「はまっこ電気」はごみ焼却発電から得た電気を活用する仕組みで、石炭などの化石燃料を使う「火力発電」と比べて、二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにできる。

 京浜急行電鉄(同市西区)は、昨年12月に横浜駅や上大岡駅など計19駅で導入を開始。市内4カ所の変電所から配電される自動改札などへの電力を「はまっこ電気」に切り替えることで、CO2排出量を実質ゼロにした。同社の熊﨑千夏広報・マーケティング室主査は「『はまっこ電気』の導入は対外的なPRになる」と手応えを感じている。

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